中小企業の経営力強化支援のための「中小企業経営セミナー2015」を開催しました

　TKC広島県東部支部では、平成27年11月10日(火)に日本政策金融公庫との共催で税理士や社会保険労務士をはじめとする専門家が講師となり、中小企業の経営課題解決策のためのポイントをアドバイスする機会として「中小企業経営セミナー2015」を開催しました。

　税理士であるTKC会員からは、「会計データから掴む業績アップの着眼点」として変動損益計算書の具体的活用方法を説明しました。
　変動損益計算書は、「経営者の意思決定に役立つ情報を提供する」という点で、通常の損益計算書よりも優れており、①目標利益を達成するために売上をいくらあげなければならないのか？②社員を1人採用することによって利益がいくら変わるのか？といったような質問に対して、簡単に答えることができること、また、経営環境が激しく変化する今日において、①経営状況を変動損益計算書中心に管理し②経営課題を的確に捉え③具体的な計画に基づいて経営すべきであることを説明しました。

　参加者からは、「変動損益計算書による業績管理体制の構築が必要なことが理解でき、今後、部門別管理等により、自社の強みと弱みを明確にし、厳しい経済環境を乗り越えていきたい」等の感想を多数頂きました。

　TKC中国会では、経営改善計画策定支援などの中小企業の経営支援に取り組んでいます。ご興味のある中小企業者や金融機関の方はTKC中国会事務局までお問合せください。