山形県支部主管生涯研修「TKC会計人のミッションを実現するために」～事務所総合力の強化と7000プロジェクトの実践が未来を拓く！～

　平成27年12月8日（火）ホテルメトロポリタン山形において、松﨑堅太朗会員（TKC関東信越会長野支部）を講師に、会員・職員が約100名参加した山形県支部主管生涯研修を開催しました。

　TKC全国会では、平成28年3月末までを期限に「経営改善計画策定支援事業」の利用申請7,000件の達成に向けた7000プロジェクトを展開しています。当活動は、TKC会員が巡回監査業務(※)をベースとしてより具体的な経営支援を実施する取り組みとして、既に4,600件を超える実績となっています。

　講師からは、国策として「赤字企業」の黒字化を実現すべく、地域金融機関を巻き込んだ活動である「7000プロジェクト」が展開されているなか、TKCには「黒字企業」にも「赤字企業」にも対応できるノウハウがあり多くの会員が取り組んでいる。このノウハウを掴むためにまずは会員自身が活動する必要があり、税理士が中小企業金融の専門家として世間に認められるか否か、今がまさに分岐点である、と熱くご講義を頂きました。

　参加した会員、職員からは、7000プロジェクトの重要性がよく分かり、非常に勉強になったとの感想がありました。

※巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
　巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。