「書面添付プレミアムセミナー」～挑戦する企業を応援する金融支援を目指して～開催報告

　令和7年11月25日(火)、高知会館にてTKC高知支部は、書面添付プレミアムセミナーを開催し、支部会員17名と職員5名が参加しました。さらに、関係団体や金融機関から、四国財務局高知財務事務所、高知県信用保証協会、日本政策金融公庫の4名が参加しました。

第1部　関係団体情報提供

　四国財務局高知財務事務所からは、2025事務年度の金融行政方針と地域金融機関が直面する課題についての情報提供がありました。具体的には、地域金融機関を取り巻く環境の変化や、監督に関する動き、今事務年度の金融行政方針について詳しい説明がありました。

第2部　テーマ
「租税正義の守護者を目指し～TKC方式の書面添付標準業務化への道～」
　講師：TKC中国会 遠藤清二会員(TKC全国会 書面添付推進委員会副委員長)

　書面添付制度の創設背景と歴史、税理士法における書面添付制度、そして「租税正義の守護者」とは何かについて、TKC方式の書面添付とは何かについて、職員にもわかりやすく解説しました。また、事務所における書面添付の標準業務化の実践方法についても講義がありました。

第3部　パネルディスカッション

　パネルディスカッションでは、各金融機関から2名、高須賀敦会員（TKC愛媛支部、TKC四国会書面添付推進委員長）と遠藤清二会員が登壇し、高知支部の川村怜会員がコーディネーターを務め以下のテーマについて議論が行われました。

　テーマ1　書面添付に関するTKCの取り組み
　テーマ2　金融機関からみる書面添付、信頼性の高い決算書について
　テーマ3　税理士事務所と金融機関との連携について

　出席した金融機関は、普段からTKC高知支部と交流があり、率直な意見をいただきました。当セミナーは、参加者が高品質な書面添付を推進することの重要性を再認識する貴重な機会となりました。

　TKC四国会では、金融機関が開催する研修・セミナーへ講師を派遣しています。TKC会員の講師派遣を希望される金融機関の方は、TKC四国会事務局までお問合せください。