掲載日:2021.08.06
金融機関との連携活動
「TKC書面添付シンポジウム2021」を開催しました
TKC近畿大阪会は、2021年6月14日にTKC会員・職員を対象に新大阪江坂東急REIホテルからライブ配信で、「TKC書面添付シンポジウム2021」を開催しました。
コロナ禍で深刻な打撃を受けている日本経済は景気の先行きが見えない中、行政機関や地域金融機関が中小企業の存続に向けて、どの様な施策を講じているのかについて、ご講演いただきました。また、シンポジウムでは初めての試みとして企業経営者を招いたパネルディスカッションを行い、経営者から見た書面添付の有用性や実情、その効果などを語っていただきました。一連のプログラムを通して、書面添付により信頼性が担保された決算書は4者(経営者・行政機関・金融機関・税理士)の相互理解と信頼関係を築いていく強力なツールとなり、今後もそれぞれの立場から書面添付の普及拡大を推し進めていくことを確認する機会となりました。
TKC書面添付シンポジウム2021 プログラム
- 近畿財務局講演「最新の金融行政方針について」
講師:近畿財務局 理財部 検査監理官 小笠原規人氏 - 特別講演「期待される経営革新等支援機関の役割」
~時代の変化に対応する中小企業の支援方策~
講師:独立行政法人 中小機構基盤整備機構 岩瀬守氏、小野正浩氏 - パネルディスカッション
「コロナ禍で重要性が高まる決算書の信頼性と中小企業支援」
パネリスト:有限会社アリエダ産業 池田勇一氏、金融機関
TKC近畿大阪会 中尾圭志会員、大川聡会員
コーディネーター:TKC近畿大阪会書面添付推進委員長 加藤ルミ子会員
当シンポジウムには、TKC会員・職員合わせて74事務所112名が参加しました。
パネルディスカッションでは、経営者の貴重な生の声を聴くことができました。月次巡回監査によって数字に対する意識に変化があったこと、これによって会社の方向性が定まり業績向上に繋がったこと、書面添付を行うことで自社の決算に自信が持てるようになったこと等、巡回監査に裏付けられた書面添付は金融機関のみならず、経営者にとっても意義深いものであることが語られました。
書面添付の実践に対しての疑問やご質問がありましたら、TKC近畿大阪会にお気軽にお問い合わせください。
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