金融機関向け事務所見学会を開催しました

　TKC近畿大阪会は、平成27年6月12日に野垣浩公認会計士事務所で金融機関向けTKC会員事務所見学会を開催しました。

　見学会では、野垣浩会員（税理士・公認会計士）から「税理士法が規定する税理士の使命」と「TKC会計人の行動基準書」における独立した公正な立場での業務遂行について説明しました。その後、野垣会員と監査担当職員からTKC会員会計事務所が実践しているTKCシステムを活用した関与先指導（月次巡回監査※1、経営計画策定支援、書面添付※2、等）について、デモデータに基づき説明しました。

　当見学会には、北おおさか信用金庫の本部審査部から8名、TKC近畿大阪会から会員3名が参加しています。北おおさか信用金庫参加者からは、「初めて33条の2の書面添付を実際に見ることができ、記載されている内容に大変驚きました。審査の参考にしたい。」「継続MASシステム（経営計画策定支援システム）による目標作成及び進捗管理、決算の標準化について質の高さを実感しました。」等の声を頂きました。

　TKC近畿大阪会では、金融機関が開催する研修・セミナーへの講師を派遣しています。TKC会員の講師派遣を希望される金融機関の方は、TKC近畿大阪会事務局までお問合せください。

※1：巡回監査とは、関与先を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、網羅性を確かめ、かつ指導することです。
※2：書面添付とは、税理士法第33条の2（計算事項、審査事項等を記載した書面）を言い、税理士法第1条において納税義務の適正な実現を図るという税理士の公共的使命を実務面で具現化したものです。