生涯研修「中小企業の資金調達支援における税理士の役割」を開催しました

　平成29年10月10日、ホテルモントレ京都において、株式会社ファインビット代表取締役の中村中氏を講師に招き、生涯研修「中小企業の資金調達支援における税理士の役割」を開催しました。

中村中氏

　金融機関は、森金融庁長官の方針を受けて、事業性評価融資に力点を置き始めている。
　いわゆる「日本製金融排除」防止と「フィデューシャリー・デューティ」（真に顧客本位の業務運営）で、中小企業には、ローカルベンチマークや経営改善計画などの情報開示を求めるようになる。
　税理士など、企業経営者に最も信頼されている支援者の役割は、一層重要になるという講演内容でした。

　当日は、TKC会員を中心に、約60名の税理士・公認会計士が参加しました。
　受講者からは、「近い将来には、融資の稟議書を書くことが税理士の役割になるという考え方は、税理士と金融機関との信頼関係が確立し、連携した中小企業支援の具体例として印象的でした」「RESAS（地域経済分析システム）の利用法を実際の画面で解説いただき、たいへん参考になりました」等の感想がありました。

　TKC近畿京滋会では、税理士・公認会計士の方を対象にした「生涯研修」を実施しています。ご興味がある方は近畿京滋会事務局までお問合せください。