掲載日:2017.07.14
会計事務所の業務品質向上
第3回「経営助言」職員勉強会
平成29年6月7日、マリアージュグランデに於いて、第3回「経営助言」職員勉強会を開催しました。システム専任講師による事例発表とパネル・ディスカッションが行われました。
第1部 『月次経営チェックノート』の活用事例 脇阪義彦氏(税理士法人ランドマーク)
脇阪義彦氏
システム専任講師の脇阪義彦氏より、調剤薬局の事例を紹介いただきました。「今年、2店舗目をオープンするも予想を大幅に下回る業績で、撤退も視野に入れ始めている状況。月次経営チェックノートを活用することにより、危機感の醸成とともに、社長に具体的な行動を起こさせる。また、行動と業績がつながっていることを意識してもらうため、売上高と非財務データの処方箋の枚数を比較、毎月その推移を確認した。その結果、社長より店舗責任者に対し、財務情報を根拠に売上目標や仕入目標の指示が出されるようになり、業績も上向いてきた。」という、経営者に気づきを与え、行動に移し、経営改善が図られるという素晴らしい事例紹介でした。また、「成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと」という言葉が印象的でした。
第2部 システム専任講師によるパネル・ディスカッション
本間 憲会員(コーディネーター)
パネラー 今井俊哉氏(あおぞら税理士法人)
岡崎大輔氏(京都税理士法人)
木村優也氏(税理士法人アチーブメント)
3人のパネラーによる現場での実体験に基づく「経営助言」の事例紹介は、説得力があり、たいへん参考になりました。
第3部 グループ・ディスカッション
事例紹介、パネル・ディスカッションの内容を受けて、「経営助言」をテーマにグループ・ディスカッションが行われました。
当日は、61名の中堅・幹部職員が参加し、活発な意見交換が行われました。「他事務所の経営助言のやり方がわかり、たいへん参考になった。」「経営者へのアプローチの仕方が共有でき、多くの気づきをいただいた。」「この研修をきっかけに『経営助言』の考え方が大きく変わった」などの感想が寄せられました。
TKC近畿京滋会では、新入職員から中堅・幹部職員までの研修会、勉強会を企画しています。
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