「経営助言」座談会（ＴＫＣ近畿京滋会「事務所総合力強化プロジェクト」）

　平成28年2月4日（木）に開催した、「事務所総合力強化プロジェクト」キックオフ研修会（講師：原田伸宏会員）の内容を受けて、TKC近畿京滋会「事務所総合力強化プロジェクト」メンバーが集まり、今後のプロジェクト活動について意見交換を行いました。

平成28年2月9日（火）　15：00～17：00　会場：TKC近畿京滋会研修センター
　・会計事務所が行う「経営助言」業務とは？
　・会計事務所の標準業務として「経営助言」を定着させるには？
　　プロジェクト・リーダー　本間　憲　巡回監査・事務所経営委員長
　　　　　　　　　　　　　　佐藤正行　副会長、全国会7000プロジェクト・リーダー
　　　　　　　　　　　　　　大江孝明　企業防衛制度推進委員長
　　　　　　　　　　　　　　角谷雅子　システム委員長
　　　　　　　　　　　　　　清水誠吾　システム委員、巡回監査・事務所経営委員
　　コーディネーター　　　　横田　聡　研修委員長

　座談会の詳細については、TKC近畿京滋会の会報「インクライン4月号」の別冊として、TKC近畿京滋会全会員に配布される予定です。

「事務所総合力強化プロジェクト」の今後の活動計画は、以下の通りです。

　FinTech、クラウド会計等時代の変化が激しく、会計事務所の仕事は、いつ一瞬にして無くなるかもしれません。帳簿をつくるという意味においては、会計事務所は不要となるでしょう。
　昭和40年代に、飯塚名誉会長が同様のことを思い、われわれ職業会計人に警鐘を鳴らされました。手作業による帳簿づくりはなくなる。そのために、業務品質の向上と法的防衛と職員の育成をやりなさい。
　この思想がベースとなって、巡回監査(※1)、KFS(※2)の実践があり、TKC会計人のビジネスモデルにつながっています。
　このプロジェクトは、TKC会計人のビジネスモデルを構築し、実践していくための良い契機となると考えています。是非、このチャンスを活用していただきたいと思います。積極的な参画をお待ちしております。

TKC近畿京滋会「事務所総合力強化」プロジェクト

※1：巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
　巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。

※2：KFS（読み：ケーエフエス）
　関与先企業の「黒字決算」と「適正申告」を支援するためのツールです。

1. ｢K｣:継続MASシステムで、「経営計画」の作成を支援します。（経営助言ツール）
2. ｢F｣:FX2自計化システムで、「黒字決算」の実現を支援します。（業績管理ツール）
3. ｢S｣:税理士法第33条の2に基づく書面添付で、「適正申告」の履行を支援します。