「事務所総合力強化プロジェクト」キックオフ研修会（KFS実践講座「経営助言」）

　平成28年2月4日(木)、京都JA会館に於いて、「事務所総合力強化プロジェクト」キックオフ研修会を開催し、会員・職員合せて142名が参加しました。講師に、TKC全国会巡回監査・事務所経営委員長の原田伸宏会員（TKC関東信越会）を迎え、「経営助言～TKCビジネスモデルの構築～」をテーマに講演いただきました。

　冒頭、河合典之会長より「事務所総合力強化プロジェクト」の目的と今年の年度重要テーマ研修の意義等について話がありました。

原田伸宏会員

　講義では、テキスト「リアルタイムで経営数値をつかむ！－月次決算の徹底活用法－」をベースに誰でもできる経営助言、今すぐできる経営助言のやり方を紹介いただくとともに、巡回監査において、いかに経営者に数値に興味をもってもらうか、変動損益計算書をどう経営に役立ててもらうか、などについて、わかりやすく説明いただきました。
　また、社長・幹部のための「月次経営チェックノート」の活用の仕方、その効果等についても解説いただきました。

　講義終了後、TKC近畿京滋会 巡回監査・事務所経営委員長の本間憲会員が、事務所総合力強化プロジェクトの今後の活動計画について、発表し、巡回監査と経営助言の実践を呼びかけました。

　受講者からは、「経営助言は難しいというイメージがありましたが、数字を読み上げて社長に理由を聞くことから始めたらよいのだと知ることができ、これならできそうだと感じました。」「巡回監査はできていても、月次決算報告の仕方に迷いがありましたが、今日の講義でたくさんのヒントが得られました。」「顧問先に行って何を話そうかと悩むときがあるので、今日お聴きしたことを早速実践していきます。」「『月次経営チェックノート』明日から使います！」「原田先生のお話しをお聴きして『リアルタイムで経営数値をつかむ！』は、経営者に『会計で会社を強くする』ということを理解してもらうために、たいへん良い資料だと気づきました。」等々の感想がありました。