掲載日:2016.03.03
会計事務所の業務品質向上
両丹支部例会において「こだわりの業績管理」研修会を開催しました
平成28年1月22日(金)、積水ハウス福知山支店会議室に於いて両丹支部例会を開催しました。TKC近畿京滋会システム委員長の角谷雅子会員を講師に迎え、『こだわりの業績管理』~魅せるFX2~研修が行われました。
【研修のポイント】
- 巡回監査(※1)業務とは?(法律上の要請・社会の要請)
- なぜ継続MASが進まないのか?
- 中期経営計画と短期経営計画
- 自計化システム(FX2)の活用 自社の業績改善に活かす戦略的な経営を行うために
- FX2と継続MASの連携が前提! プランと実績を比較検証可能な状態にすること
- 魅せるFX2 社長が見たくなるようなFX2の提供
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FX2と継続MASの連動 具体的管理ポイント
販売計画 ①利益率の異なる商品等の把握は売上至上主義から粗利益合理主義へ
②位置づけの異なる商品等の把握は真の営業成果把握へ
③発生タイミングの異なる商品等の把握はタイムリーな販売戦略へ
④客数あたりの生産性分析は客単価・客数の動向把握へ
⑤稼働日数あたりの生産性分析は効率性・月間販売力の把握へ
⑥主力得意先ごとの商品等を細区分 取引先ごとの商品等の販売動向
⑦企業が戦略的に提供する商品等を細区分
費用計画 ①毎月経常的に発生する費用を均等配分 年間レベルで整合性を保つ
②非経常的に発生する費用を随時配分
外部要因を加味し計上のタイミングを重要視
③戦略的に発生する費用を戦略的に配分 - 会計事務所が記帳代行をするということは、「企業の業績が良くなる機会を奪う行為」
- 業績管理が必要な企業の対象は、「存続発展してもらいたい企業すべて」
- 企業のビジネスドクターとして、黒字化支援ができる会計事務所を目指す
- 社長に「全社業績の問合せ」を見てもらえるような体制を構築しましょう!!
当日は、両丹支部会員7名、職員4名が受講しました。髙岡政義支部長からは「両丹支部のKFS(※)実践率向上のためシステム委員長自ら研修会企画に協力いただきました。これを機会に事務所総合力向上に向けて頑張りましょう。」との熱いメッセージをがありました。
※1:巡回監査
「巡回監査とは、顧問先を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」
と定義しています。
※2:KFS(読み:ケーエフエス)
関与先企業の「黒字決算」と「適正申告」を支援するためのツールです。
- 「K」:継続MASシステムで、「経営計画」の作成を支援します。(経営助言ツール)
- 「F」:FX2自計化システムで、「黒字決算」の実現を支援します。(業績管理ツール)
- 「S」:税理士法第33条の2に基づく書面添付で、「適正申告」の履行を支援します。
お問合せ先
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