掲載日:2015.12.21
会計事務所の業務品質向上
滋賀支部例会で「相続対策研修会」が行われました
平成27年12月7日(月)、琵琶湖ホテルに於いて開催された滋賀支部例会のなかで、TKC全国会資産対策研究会の代表幹事、名古屋学院大学大学院客員教授の竹本守邦会員を講師にお招きして「相続対策研修会」が行われました。
第1部 初めてでもできる簡単な「相続対策」の進め方
第2部 非上場株式の評価と相続対策のポイント
竹本守邦会員
第1部では、不動産を上手に相続する具体策、遺産分割と相続発生後の対策及び一般的な生前相続対策の手法を解説いただくとともに、生前相続対策の具体例として①賃貸用不動産の取得(遊休土地の有効活用)、②暦年課税贈与、③相続時精算課税贈与、④贈与税の配偶者控除、⑤生命保険への加入、⑥金融資産の消費、⑦孫との養子縁組、⑧投資マンションの購入(新たな不動産の取得)、⑨財産の組み替えの9つのケースが紹介され、それぞれの対策効果を説明いただきました。
第2部では、取引相場のない株式(出資)の評価体系図(概要)を俯瞰した上で、基本的に純資産価額方式の適用となる「特定の評価会社の株式」にならないようにするための対策の必要性を説明いただき、そのような観点から、取引相場のない株式(出資)の評価明細書とその記載方法等におけるポイント解説と対策例を紹介いただきました。
当日は、滋賀支部会員を中心に33名が受講しました。「具体的な事例をわかりやすく解説してもらいありがたかった。」「非上場株式の評価を引き下げるという視点から理論的かつ具体的な対策例を解説いただき、たいへん参考になった。」「取引相場のない株式(出資)の評価明細書毎に、その記載方法とともに対策例を示していただき、たいへん理解しやすかった。」等々、受講者から高い評価をいただきました。
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