『実践！経営助言』～税理士法人　坂本＆パートナーの取り組み～

　平成27年4月20日(月)、神戸センタープラザ西館研修室にて約100名のTKC会員事務所の所長、職員が参加して「『実践！経営助言』～税理士法人　坂本＆パートナーの取り組み～」研修会が開催されました。

　講師には、税理士・中小企業診断士の山尾秀則会員（TKC静岡会）を招き、中小企業に対する「経営助言」業務についてその考え方と実務について学ぶ機会となりました。

１．経営助言とは（はじめに）

1. 中小企業に対して、TKC会員事務所が積極的に行う経営アドバイスである「経営助言」は、「経営指導」ではありません。
2. 経営上の意志決定を行い、それを行動に移す当事者はあくまでも経営者であって、助言した私たちではありません。
3. 私たちは的確な財務データをはじめとして「意志決定に役立つ情報」を提供し、経営者に行動を促す支援者の役割に徹する必要があります。

２．経営理念

３．会計・財務

４．経営戦略とマーケティングの基礎知識

５．「認定支援機関による経営改善計画策定支援事業（7000プロジェクト）」
　　の推進について

1. 対象企業として、リスケ済みの企業をいかに浮上させるか、選定基準を拡げて、担当者、課長、部長を巻き込んで話し合い意識を変える。所内会議で実績報告をして全員に周知する。
2. 国は補助金を出してまで事業を進めようとしている。
3. 金融機関は経営改善計画策定先企業を選別している。

　参加された方々からは「社長へのヒアリングの重要さを改めて認識することができた」「ボンヤリしていた部分、大事な部分が明確になり今後の業務に活用できる素晴らしいヒントを頂きました」「会計・財務の内容を社長に伝えるだけでなく、社長に現状の問題点を気づいてもらうことの重要性を再確認できました」など、これからの会計事務所が関与先企業に対して実施しなければならない業務を理解する機会となりました。

　TKC近畿兵庫会では会計事務所の職員教育に力を入れています。ご興味がある方はTKC近畿兵庫会事務局までお問合せください。

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