掲載日:2015.08.05
金融機関との連携活動
金融機関向け「TKC会員事務所見学会」開催報告~みなと銀行~
TKC近畿兵庫会では地元金融機関向けに「TKC会員事務所見学会」を開催しました。第1弾となる今回は、みなと銀行を対象に実施しました。
日時:平成27年6月8日(月)
場所:ティーゲル税理士法人
参加:みなと銀行 地元支店長、営業企画部より計4名
:ティーゲル税理士法人4名、TKC近畿兵庫会会員3名
TKC近畿兵庫会の金融機関向け、TKC会員事務所見学会が『ティーゲル税理士法人』で開催されました。地元『みなと銀行』の支店長、法人窓口担当者をお招きし、TKC会員事務所が行っている業務、TKC会計人のスタンス、関与先指導内容、事務所管理体制等の業務品質を実際に見てご理解いただくために企画しました。
- 吉川徹所長からは、「税理士の使命」と「TKC会計人のスタンス」を紹介しました。
特に、TKC会計人は税理士法第1条(税理士の使命)を踏まえて、TKC全国会発足当時からTKC会計人の行動基準を策定し、一貫した理念・姿勢を持って業務を進めている事、また毎月月次巡回監査として顧問先を訪問し、日々の業務の中で税理士法に基づく実務を行い「税務と会計」を一気通貫で繋げる仕組みをTKCシステムで構築し、(株)TKCからは「記帳適時性証明書」をもって月次決算の適時性を証明されている事などが紹介されました。 - 吉川滋樹副所長からは、TKCシステムの仕組みを活用し所内体制をいかに構築するか、そして「関与先カルテ」により財務状況、申告データ等の情報を瞬時に把握できる事で、関与先とのコミュニケーションに欠かせない強力なツールになっている事などを、画面を見て頂きながら紹介しました。
また、FX2と継続MASの内容に関して紹介され、経営改善計画策定に伴い必要となるモニタリング体制も万全であることを紹介しました。 - 監査担当者の和佐氏、菅野氏からは、巡回監査支援システムを活用した管理体制のあり方を紹介され、全ての監査担当者が同じ品質の監査を行え、最終的に関与先社長、事務所所長への監査報告が作成できる仕組みを作っていること、そして月次の巡回監査から決算申告を行い、記帳適時性証明書により1年間継続した品質を堅持できる様に業務を行っている事などを現場の声として紹介しました。
- 最後に、書面添付の意義について「税理士法」33条の2に基づく添付書面の制度を紹介しました。この書面を添付する事で、調査に入る前に税理士に意見聴取がなされるようになり、疑念なき場合調査が省略されるものです。ティーゲル税理士法人では80%に書面添付を実践されており、過去5年間で、意見聴取のあった法人13件のうち、調査になったのは法人2件で他11件は調査省略となった事を紹介しました。記帳を適時、正確に行う事を関与先様にも理解頂き、月次巡回監査を励行する事で、TKCシステムの「遡及」「訂正」の出来ない仕組みを活用し、高い業務品質を維持していることをご紹介しました。
参加された方の質疑応答ならびに開催報告についてはこちらをご覧ください。
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