掲載日:2024.12.06
地域会イベントレポート
TKC近畿兵庫会 書面添付シンポジウム2024を開催しました
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大阪国税局 乾直也課長補佐
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書面添付推進委員会 濱田秀文委員長
TKC近畿兵庫会は、令和6年11月8日にホテルクラウンパレス神戸にて、書面添付シンポジウム2024を開催しました。
このイベントでは、書面添付制度に関する講演やディスカッションを行いました。
第1部
講師:大阪国税局 課税第1部 課税総括課 乾直也課長補佐
- 【書面添付制度の効果】
- 税理士等の社会的信用・地位の向上
- 納税者の適正申告の実現
- 税理士等と納税者との信頼関係の醸成
- 納税者に対する税理士等の責任の範囲の明確化
- 申告審理や調査の要否の判断への積極的な活用
- 意見聴取の結果による調査の省略等、事務の効率化
- 【意見聴取の重要性】
- 添付書面は申告審理や準備調査に活用され、事後の調査の要否判断においても重要な役割を果たします。
第2部
講師:TKC全国会 書面添付推進委員会 濱田秀文委員長
- 【TKC会計人の理念と事務所経営】
- 税理士法改正や税制改正大綱に基づき、デジタル化の推進が求められており、TKCシステムを通じて、自計化推進や証憑保存機能の活用が必要です。
- 【TKC全国会の目的】
- 職業会計人の業務水準向上と中小企業の育成を目指し、自利利他の理念に基づき、租税正義の実現と社会貢献を目指します。
- 【巡回監査と書面添付制度】
- 税理士業務における巡回監査の実施基準を制定し、書面添付制度を通じて税理士の責任を明示します。
第3部
- パネルディスカッション
- 書面添付の標準化と記載内容の充実を実現するための議論が行われました。
- 総括
- このように、書面添付制度は税理士と納税者の信頼関係を強化し、業務の効率化を図る重要な制度であることが強調されています。また、デジタル化の進展に伴い、税理士業務の標準化が求められていることも重要なポイントです。
お問合せ先
TKC近畿兵庫会事務局
〒651-0088
兵庫県神戸市中央区小野柄通4-1-22 アーバンエース三宮ビル7階
TEL: 078-222-7204 FAX: 078-222-7206
E-mail: kinki-hyougokai@tkcnf.or.jp