TKC近畿兵庫会　中小企業支援フォーラム2024を開催しました

　TKC近畿兵庫会は、令和6年10月9日にホテルクラウンパレス神戸にて、中小企業支援フォーラム2024を開催しました。

　このイベントでは、中小企業の収益力改善に関する重要な講演が行われました。

　第一部では、経済産業省 近畿経済産業局の八田明洋課長から、中小企業の収益力改善において顧問税理士や取引金融機関の支援が重要であり、特に早期の経営状況を把握することが、収益力改善に寄与することについてお話しいただきました。

　第二部では、近畿財務局の堂本昌裕課長から、経営改善に向けた早めの対応と、政府系金融機関や専門家との連携の重要性についてお話しいただきました。

　第三部では、神戸大学の家森信善教授から、「これからの伴走支援－金融機関の役割と税理士連携の活用－」をテーマに講演いただきました。コロナ禍における金融支援のこれからや、地域金融機関と税理士の連携こそが中小企業の事業価値を高めるために必要であると話されました。また、そのためには、相互に信頼関係を構築することが求められる、と私たちTKC近畿兵庫会の会員に向けてメッセージをいただきました。

　第四部では、金融機関とTKC会員によるグループディスカッションが行われ、互いに求める中小企業への支援のゴールは同じであるものの、相互にスムーズな連携をもって進めることが今後も必要であるとの意見がありました。

　当日は、主に兵庫県下の14もの金融機関から支店長、課長、担当者等29名にお集まりいただき、TKC近畿兵庫会会員80名以上と合わせて、110名以上の参加者によりフォーラムが開催されました。

「金融交流会」は、コロナ禍で不定期となった時期もありましたが、これからは各支部（近畿兵庫会内の7支部）においても、各金融機関と各支部のTKC会員とのより地域に密着した「金融交流会」を開催していくこととしています。