9月27日（火）「TKC関東信越会 書面添付フォーラム2016」を開催しました

　平成28年9月27日（火）、ホテルブリランテ武蔵野（さいたま市）において書面添付(※)推進委員会主催「書面添付フォーラム2016」を開催しました。

　第一部　「書面添付制度と意見聴取の現状」　　関東信越国税局ご担当者
　第二部　「自計化＋月次サービス。今こそ『決算書』の信頼性向上を図ろう！」
　　　　　　松﨑堅太朗会員（TKC関東信越会長野支部）
　第三部　「金融機関が見る決算書のポイント」　日本政策金融公庫ご担当者

　第一部　関東信越国税局の講演では、書面添付制度の沿革や国税通則法改正に伴う事務運営指針の改正の経緯、書面添付制度の意義について説明いただくとともに、記載内容の充実した書面添付実践の要請がありました。

松﨑堅太朗会員

　第二部　松﨑堅太朗会員の講演では、①TKC全国会による書面添付運動、②書面添付の歴史的経緯と現代における意義、③中小企業の財務諸表の保証に関する動向について解説いただくとともに、書面添付の役割について多角的にお話いただきました。

　第三部　日本政策金融公庫の講演では、金融機関の視点から「決算書の信頼性」の重要性について、具体的な融資事例を交えてお話いただきました。

　関東信越会6県から65事務所101名が参加し、今後の書面添付実践や記載内容の充実への取り組みに向けたフォーラムとなりました。

※書面添付制度とは、税理士法第33条の2（計算事項、審査事項等を記載した書面）を言い、税理士法第1条における独立した公正な立場において納税義務の適正な実現を図るという税理士の公共的使命を実務面で具現化した制度です。