関東信越会において「書面添付フォーラム2015」を開催しました

　TKC関東信越会では、平成27年10月6日（火）ホテルブリランテ武蔵野（さいたま市）において、「書面添付(※1)フォーラム2015」を開催しました。

　TKC関東信越会として第3回目となる「書面添付フォーラム2015」は、関東信越国税局ご担当者、TKC関東信越会元巡回監査・書面添付推進委員長の草地紀文会員、同じく前ニューメンバーズ・サービス委員長の渡辺忠会員の講演による3部構成で行われました。

　関東信越国税局ご担当者からは、書面添付制度の沿革から、制度の概要および制度の効果等について分かりやすく解説いただくとともに、書面添付制度の普及に向けた当局の取り組みについても説明いただきました。

　TKC会員の講演では、月次巡回監査(※2)を軸とした事務所経営から書面添付実践体制の構築や事務所経営における書面添付実践の意義について熱く語っていただきました。

　TKC関東信越会6県から71事務所102名が参加し、現在、書面添付未実践の事務所からも11名の参加がありました。アンケートでは、未実践事務所から新規実践の意思表示や実践事務所からも更なる実践への意気込みについて回答があがっています。

※1：書面添付制度とは、税理士法第33条の2（計算事項、審査事項等を記載した書面）を言い、税理士法第1条における独立した公正な立場において納税義務の適正な実現を図るという税理士の公共的使命を実務面で具現化した制度です。
※2：巡回監査とは、関与先を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、網羅性を確かめ、かつ指導することです。