関東信越会栃木支部において「TKC書面添付フォーラム」を開催しました

　TKC関東信越会栃木支部では、平成27年2月12日（木）栃木県青年会館コンセーレ（宇都宮市）において、「書面添付フォーラム」を開催しました。

　「書面添付フォーラム」は、書面添付（※）実践事務所の拡大と添付件数の増大を図ることを目的として、昨年4月に埼玉県の大宮において関東信越会として第1回目が開催され、今回は栃木支部にて単独開催をいたしました。

　フォーラムでは、関東信越国税局から「書面添付状況と意見聴取制度の現状等について」ご講演いただいた後、TKC会員（関口明会員、又木成美会員）が「巡回監査の実務と書面添付実践事例発表」を行いました。

　今回のフォーラムは、栃木支部が開催し、42事務所58名が参加され、書面添付制度の意義の確認と実践件数増大につながるイベントとなりました。

※書面添付とは、税理士が関与先企業の法人税申告書の作成に関し、「計算し、整理し、又は相談に応じた事項」を記載した書面（税理士法第33条の2に規定される書面）を添付する制度です。この書面を添付している場合、税務署が事前に通知して調査をする際には、税理士にその通知前に意見陳述の機会が与えられ、その結果、申告が適正であると認められれば、税理士に対して「税務調査省略通知書」（意見聴取結果についてのお知らせ）が発行されることになっています。書面添付がなされた申告書ならびにその根拠となった決算書の信頼性は、きわめて高いものとなります。