「TKC書面添付フォーラム」を開催しました

　TKC関東信越会書面添付推進委員会は、平成26年4月24日（木）に書面添付実践事務所の拡大と添付件数の更なる増大に向け「TKC書面添付フォーラム」を開催しました。

　第一部では、国税当局とTKC会員による講演が行われました。まず、関東信越国税局課税第一部課税総括課の福島重雄課長補佐より「書面添付状況と意見聴取制度の現状」と題してご講演いただき、最新の法人税の書面添付件数の状況と意見聴取から実地調査省略となった割合を示した上で、当局の書面添付制度に対する姿勢等について説明されました。

　続いてTKC関東信越会栃木支部の又木成美会員が「書面添付の実践が事務所の評価を変える！」と題して講演し、①税務当局、②金融機関、③関与先がそれぞれ何を求めているかという視点に基づいて書面添付への取り組みの重要性を訴えました。

　第二部では、TKC関東信越会書面添付推進委員長　伊坪眞会員と実践会員4名によるパネルディスカッションおよび三菱東京UFJ銀行ご担当者による講演が行われました。パネルディスカッションでは、書面添付実践のきっかけや現在の事務所経営における書面添付の位置づけ等について体験談を語っていただき、三菱東京UFJ銀行ご担当者からは、信頼できる決算書の裏付けとなる書面添付制度と新しい融資制度における金利優遇等について説明いただきました。

　当フォーラムには、TKC会員事務所から会員と職員他　計188名が参加しました。参加者からは、国税当局の書面添付制度に対する姿勢や、又木成美会員の講演、パネルディスカッションにおいて語られた書面添付への取り組みの意義について学ぶことができ、これからは、全ての関与先に書面添付が実施できるように業務品質を高めたい等、大変参考になったとの評価をいただきました。