「認定支援機関による経営改善計画策定支援事業」に対応するための研修会を開催しました

　平成26年8月1日、TKC城北東京会研修室にて、国の施策である「認定支援機関による経営改善計画策定支援事業」（405億円事業）に積極的な取り組みを行う会計事務所を支援するため、「経営改善計画策定実践会」を開催しました。

　当実践会には、中小企業再生支援全国本部およびTKC城北東京会等から総勢15名が参加しました。

　当実践会では、当該事業の利用申請を意思決定した関与先企業の財務会計データを参加者に実際に持ち込んでいただき、事業の書式に沿った経営改善計画書の策定から利用申請書の書き方までを「実践」しました。

　講義では、「アクションプランを策定しても具体的な行動に移らなければ絵に描いた餅になってしまう。どうしたらよくなるのか社長と膝を交えてお話しし、意思決定いただけなければ何も変わりません。結果を出すためには今まで以上に付加を増やさなければ淘汰されてしまいます。」とのお話がありました。

　午後のワークショップにおいては、中小企業再生支援全国本部よりプロジェクトマネージャーの根本孝治氏にお越しいただき、参加者の疑問点に対してアドバイスをいただきました。

　講師を務めた中根武会員（税理士）は、TKC城北東京会7000プロジェクトのサブリーダーで、多くの企業の経営支援を手掛けており、すでに当該事業に5件の提出を済ませ、モニタリングに取り組まれています。

　根本氏からは、「企業再生計画というと、分厚い書類を想像しなかなか手が出せないように感じられますが、今回は作成しやすいように『ワークシート』を作成しました。まずは1件提出してください、2件目からは半分の時間で作成できます。」とのコメントを頂いています。

　TKC城北東京会では、企業を支援するため8月20日にも同一研修を開催いたします。また、8月5日には中小企業再生支援全国本部より統括プロジェクトマネージャー藤原敬三氏をお招きし、「認定支援機関による経営改善計画策定支援事業」についてご講義いただくとともに、当事業の事例発表、提携金融機関との情報交換会を開催し会員事務所のスキルアップを支援します。