「道内経済は全国に先駆けて回復基調に」新春講演会・新年交礼会を開催

　TKC北海道会は、平成26年1月27日に札幌全日空ホテルで、地域会会員、事務所職員、提携企業、中小企業支援団体を対象に新春講演会と新年交礼会を開催しました。

　新春講演会では、日本銀行札幌支店支店長の曽我野秀彦氏をお招きし「北海道経済の現状と課題～税理士の皆様への期待～」というテーマで1時間にわたりご講演いただきました。様々な統計データに基づき、「日本・北海道経済の現状」「北海道経済の構造変化」「税理士の皆さんへ」についてお話しいただきました。

　講演内容としては、日銀短観による道内企業の景況感は全国より上回っていることや、北海道が全国よりも人手不足による時間外手当の高伸が起きていること、人手、設備とも「過剰」から「不足」に転じていることなど、北海道経済が全国に先駆けて緩やかに回復している状況を説明されました。

　約110名の参加があり、講演の最後には、金融機関としての立場から、①会計面に対する企業へのアドバイス②企業の経営改善支援③企業と金融機関の架け橋など、税理士の役割に期待する旨をお話しいただきました。

　新春講演会の後には、毎年恒例の新年交礼会が同ホテルで行われ、会員のほか、北海道税理士会、日本公認会計士協会北海道会、金融機関、提携企業・協定企業など多くのご来賓の方々にご出席いただき盛会のうちに終了しました。