東京都中小企業活性化協議会、足立成和信用金庫とTKC東・東京会との情報交換会　開催報告

　令和6年11月19日(火)、東京都中小企業活性化協議会、足立成和信用金庫と情報交換会を開催しました。

1．東京都中小企業活性化協議会にて取り組んでいる活動等

中小企業活性化協議会は、産業競争力強化法に基づき設置されている公正・中立な公的機関です。2022年4月に中小企業の収益力改善・経営改善・事業再生・再チャレンジを一元的に支援する機関に改組されました。
協議会は、再生支援業務部門と経営改善支援業務部門があり、再生支援業務部門は以前の再生支援協議会、経営改善支援業務部門は以前の405事業が統合されたものです。
再生支援業務部門の業務は、一次対応（窓口相談）で中小企業の相談内容をお伺いし、二次対応で計画策定支援（収益力改善支援、事業再生支援）を行ったり、円滑な廃業支援（再チャレンジ支援）を行ったりします。
二次対応では、借入金融機関に一定期間の元金返済猶予を要請したり、専門家の活用により、デューデリジェンスや経営改善計画策定を支援するなどを通じて、相談に来られた中小企業の支援を行っています。例えば元金返済猶予では、中小企業は返済が一時止まることで一息つくことができ、業況回復に繋がった事例もあります。
現状はかなり厳しくなってから金融機関や弁護士を通じ、協議会に相談をいただく機会が多いです。
今後、中小企業の身近な存在である税理士を通じ、早い段階で中小企業が協議会に相談できるような環境を整えていきたいと考えています。