掲載日:2016.08.25

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TKC中部会書面添付フォーラム2016を開催しました

TKC中部会書面添付フォーラム2016

 TKC中部会は、平成28年8月5日(金)に名鉄ニューグランドホテル(愛知県名古屋市)において税理士等を対象に「書面添付(※1)フォーラム2016」を開催しました。会員約130名、TKC会員外税理士5名、日本政策金融公庫事業統轄11名など総勢約150名が参加しました。

 当日は、名古屋国税局課税第一部の広勝巳氏から名古屋国税局管内の書面添付推進状況と意見聴取制度やTKC会員への期待などが述べられました。第1部では、「月次巡回監査(※2)と戦略経営」をテーマに会員とその関与先2組によるパネルディスカッション、第2部として濱田秀文TKC全国会書面添付委員長から「自計化+月次サービス、そして今こそ決算書の信頼性向上を図ろう!」をテーマに書面添付を標準業務としていくためのポイントについて説明がありました。続いて「相続税の申告と書面添付~安心な相続を実現するために~」をテーマに坪田晶子会員(近畿大阪会)から特別講演会があり、大変内容のあるフォーラムとなりました。

 特にパネルディスカッションでは、2名のTKC会員とその関与先企業をパネリストとし、月次決算の効果、キャッシュフローの大切さ、書面添付の意義について話され、経営者・財務責任者から生の声として、「書面添付を知らない中小企業経営者が多いので、より多くの方に伝えてほしい」と実践されている関与先経営者ならではのご意見をいただきました。参加者からは、他の会員が指導している経営者の声を聞くことができ、大変参考になった等の感想を多数いただきました。

 TKC中部会では、税理士・公認会計士向けセミナーを随時開催しています。ご興味のある方は、TKC中部会事務局までお問い合わせください。

※1:書面添付制度とは、税理士法第33条の2(計算事項、審査事項等を記載した書面)を言い、税理士法第1条における独立した公正な立場において納税義務の適正な実現を図るという税理士の公共的使命を実務面で具現化した制度です。

※2:巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
 巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。

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