TKC中部会「相続税申告の取り組みと書面添付～安心の相続を実現するために～」研修会を開催しました

　TKC中部会は、平成27年11月2日（月）名鉄ニューグランドホテル（愛知県名古屋市）において、会員（税理士・公認会計士）及び幹部職員を対象に相続税の申告と書面添付研修を開催しました。

　今仲清会員（南近畿会）を講師にお招きし、相続税申告の取り組み方と書面添付～安心の相続を実現するために～というテーマで講演いただきました。

　聞きどころとしては以下のとおりでした。１．安心の相続税申告実務とは？徹底した会話による意思疎通と信頼関係構築。説明・説得そして納得。２．相続税こそ書面添付が必要だ！法人税･所得税とは違う基本的考え方。申告過程の記録と確認が決め手。３．相続税の税務調査及び意見聴取の体験談。このレベルに達するまでに経験したこと。

　特に、①お客様との人間関係をいかに作るかが大切、何度も繰り返し相続人と面談して信頼関係を作ること、②相続申告業務の委任に関する基本約定書、完全性宣言書、訪問記録簿など作成することの大切さ、③落ち着いて時間をかけてお客様のお話を聞かせていただくなど実践のポイントを示していただきました。

　研修会にはTKC中部会会員・職員約200名が参加しました。参加者からは「具体的な方法や事例を聞くことができ、実務に活かせる内容で大変良かった。」などの感想がありました。