TKC金融機関向けFinTechサービス説明会を開催しました

　TKC中部会は、平成28年6月8日に中部会研修室で、金融機関向けFinTechサービス説明会を開催し、東海3県下の地域金融機関25行に参加いただきました。

　研修会では、TKC中部会杉山会長からTKC会計人が長年取り組んで来た月次巡回監査(※)によって提供される正しい決算書と、平成28年10月より提供を開始するTKCの金融機関向けFinTechサービスを活用し、融資先に対するサポート強化に役立てほしいとのご挨拶がありました。

　(株)TKCの角能部長からTKC金融機関向けFinTechサービスは、金融機関に信頼性の高い決算書・月次試算表等を定性情報と共にインターネットで提供するサービスを紹介しました。また、TKC中部会宮嶋副会長からTKC会員事務所のビジネスモデルに関する説明、TKC中部会赤堀システム委員長からインターネットバンキングの普及に拍車をかけるTKC企業向けFinTechサービスについて説明がありました。

　最後に浅野中部会中小企業支援委員長からTKC会員事務所のビジネスモデルは、金融機関から大きい期待を受けており、今後とも地域金融機関と連携を図って行くことを確認しました。

　参加された金融機関からは、TKC会員事務所が推進する信頼性の高い試算表が無償で提供されることは非常にありがたい。決算書の信頼性を高める取り組みに大変興味を持った。金融庁の指導に基づいた素晴らしい仕組みで、今後の普及を期待したいとの声をいただきました。

　TKC中部会では、金融機関が開催する研修・セミナーへの講師を派遣しています。TKC会員の講師派遣を希望される金融機関の方は、TKC中部会事務局までお問合せください。

※巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
　巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。

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