「第14回書面添付の実践を考える日」を開催しました

　令和7年4月25日、ホテルニューオータニ幕張において「第14回書面添付の実践を考える日」を開催し、千葉県税理士会の来賓、会員、職員100名が参加しました。

　本年度は、「中小企業の成長を支える『税理士が行う証明業務』と『活躍する女性職業会計人のビジネスモデル』」をテーマに、第一部の基調講演では、河﨑照行甲南大学名誉教授・TKC全国会最高顧問から『日本における書面添付制度と保証業務のあり方～学際的研究に基づく書面添付制度の理論的・制度的意義～」について解説いただきました。

　続く第二部の特別講演では、モンゴル税理士会のグルセン・アルタンザヤ会長から「モンゴルにおける職業会計人の果たす証明業務」について紹介いただき、引き続き韓国税務士会の趙德熙（チョウ・ドッキ）電算常務理事から「韓国における職業会計人の果たす証明業務（誠実申告確認制度）」について同制度の特徴と日本の書面添付制度との類似点や相違点等を解説いただきました。

　その後、モンゴル税理士会、韓国税務士会、TKC会員による国際色豊かなトークセッション「活躍する女性税理士による会計専門職でのビジネスモデルの構築」を行いました。

　閉会にあたり、和田宏視書面添付推進委員長が講師への御礼と保証業務としてのさらなる書面添付の実践を呼びかけ、盛会裏に終了しました。

【次第】

◇基調講演: 『日本における書面添付制度と保証業務のあり方』
　～学術的研究に基づく書面添付制度の理論的・制度的意義～
　講師：甲南大学名誉教授　河﨑照行博士
◇特別講演: ①「モンゴルにおける職業会計人の果たす保証業務」
　講師：モンゴル税理士会　アルタンザヤ会長
②「韓国における職業会計人の果たす保証業務（誠実申告確認制度中心）」
　講師：韓国税務士会　趙德熙（チョウ・ドッキ）電算常務理事
◇トークセッション: 「活躍する女性税理士による会計専門職でのビジネスモデルの構築」
コーディネーター：藤谷英明会員（TKC南総支部）