「金融機関等との懇談会2023」を開催しました

　令和5年11月7日(火)、「金融機関等との懇談会2023」を京成ホテルミラマーレ・バンケットルームにて開催し、千葉財務事務所はじめ千葉県中小企業活性化協議会、千葉県事業承継・引継ぎ支援センター、千葉県信用保証協会、県下の金融機関などから33名、TKC千葉会からは26名の計59名が参加しました。

　当懇談会はTKC千葉会の徳田朗副会長の開会挨拶から始まり、続いて本日の趣旨説明と参加者の紹介が行われ、地域経済の活性化と中小企業支援に関する各機関の現在の取り組みと今後の支援体制の在り方等について代表機関から講話がありました。

　最初に関東財務局千葉財務事務所の山下弘所長から2023事務年度の金融行政方針に基づく監督指針の改正や経営者保証ガイドラインの趣旨について解説いただき、続いて千葉県活性化協議会の大橋俊明氏が中小企業の収益力改善に向けた経営改善計画策定支援事業（ポスコロ・405事業）の活用と伴走支援の実効性を高めることの重要性について語られました。

　引き続き千葉県事業承継・引継ぎ支援センターの河﨑昌浩氏から支援センターの事業や支援体制について説明いただいた後、TKC千葉会の加藤武人会長並びに荒木康仁副会長からTKC会計人による中小企業支援の取り組みや各関連機関との連携活動について解説がありました。

　休憩後には中小企業支援の取り組みについて、銀行・信用金庫・信用組合・商工会議所それぞれの立場から現状の支援内容や今後の予定などについて説明がありました。情報交換会では「経営者保証ガイドラインへの対応」「ゼロゼロ融資返済期限開始後における情勢と黒字化支援に向けた取り組み」「今後、税理士へ期待すること」の3つのテーマで意見交換を行いました。

　当日は日本政策金融公庫の渡邉正博副総裁にもご出席いただき、マクロ経済の動向や公庫の支援事業と成果等について具体的事例を用いて解説いただきました。

　最後に参加者による名刺交換会を行い、美保哲夫最高顧問による閉会挨拶で締めくくりました。

　長時間にわたる懇談会で参加機関・参加者それぞれが今後の連携強化の重要性を確認すると共に、相互連携による中小企業のサポートの在り方について深く考える大変有意義な会合となりました。

【参加機関名：順不同】
　関東財務局千葉財務事務所、千葉県中小企業活性化協議会、千葉県事業承継・引継ぎ支援センター、千葉県信用保証協会、商工組合中央金庫、日本政策金融公庫、千葉銀行、千葉興業銀行、京葉銀行、千葉信用金庫、佐原信用金庫、東京ベイ信用金庫、銚子商工信用組合、房総信用組合