リーダインタビュー

リーダとしての
使命に向き合いながら
自分自身の夢に向かって
成長を続ける

コンサルティング職
経済学部卒業2015年入社
会計事務所事業部 Y.K

全国各地で活躍する
システムコンサルティング職の社員たち。
その業務をリードし、
マネジメントするリーダ職の仕事とは
どのようなものなのでしょうか。
若きリーダの働きぶりに
スポットを当てたいと思います。

入社の動機とこれまでのキャリアに
ついてお聞かせください

私はもともと経営コンサルタントを目指していました。
偶然参加した、TKCの説明会で、ある社員が「正直者がバカをみないような世界をつくりたい」と発言したことに感銘を受け、志望することにしました。当初想定していた経営コンサルタント像とは異なりましたが、システムを軸に会計事務所やその顧問先に経営や財務、人事など幅広いソリューションを提供できるのはTKCならではで、その組み合わせによって無限の可能性があるのではないかと感じたのです。

入社してからはシステムコンサルティング職として、2か所の事業所で計7年半ほど勤務しました。現在、入社以来3か所目の事業所でセンター長代理職(メンバー5名程度を抱えるリーダ職)として勤務しています。
ちなみに、私は入社当時から、より多くの人達に貢献したいという思いの下、試行錯誤しながらも懸命にシステムコンサルティング業務に邁進してきました。比較的、早い段階でリーダ職に任命いただけたのは、これまでの活動を評価いただけたことと、今後に過分な期待をいただけたためだと思っています。

現在の業務内容についてお聞かせください。

現在は、TKC関東信越会(TKC全国会に入会し、北関東地域や信越地域に所在する税理士・公認会計士が作る団体)の支部に所属する会計事務所とその顧問先企業の支援にあたっています。

また、リーダ職として、チームのメンバーの営業活動を支援する他、新規顧客(税理士、公認会計士)の獲得にも注力しています。
新規顧客獲得に挑戦する中で何よりも重視しているのがTKC全国会の理念や運動方針、提供する価値、それを支える株式会社TKCのシステム・サービスを伝えることです。世の中には数多くの税理士団体が存在しますが、TKC全国会ほど会員たちが理念や集合知を重んじ、それぞれの知見やノウハウをオープンにしている団体はないと自負しています。この強みをしっかりと、心を込めてお伝えすることで、さらに多くの皆さんに会員になっていただきたいと考えていますし、そのことを常々、チームのメンバーにも伝えるようにしています。

リーダ研修というものがあるとお伺いしましたが、
どのような内容でしたか。

一例として、全世界の企業が採用しているSLⅡという考え方を当社も取り入れています。
リーダとして、メンバーが、抱えている仕事についてどんな状態にあるか(習熟度、モチベーションなど)判断し、その判断に応じてどのように支援すべきか体系的に学びました。座学やワークショップなどを通じて、メンバー一人ひとりの成長段階や状況を把握し、個人に寄り添うようなフォローをしていくことの大切さを学ぶ機会になりました。実際、リーダ職になってみると、こうしたリーダシップのあり方がいかにメンバーのモチベーションを高めるのに効果的であるかを実感することができましたね。
また、リーダ研修は一度で終わりではなく、定期的に実施されます。その時々で自分のリーダシップのあり方が間違っていないかを確認したり、全国各地のリーダ職の皆さんと知見やノウハウを共有できたりするのでとてもありがたいです。

リーダ職になってからの変化についてお聞かせください。

マネジメントを担うようになり、これまで以上に責任感が生じました。これまでは、特に困った時など上司に相談・頼る側でしたが、今は自分がメンバーから相談される側、頼られる側にあります。自分がどうメンバーを支援するかで、顧客からの評価も変わってくるわけなので、責任が重いと感じています。

リーダ職であることにプレッシャーを感じることもありますが、以前の上司からいただいた「責任が生じるのは、自分の活動や能力の成果なのだから喜びなさい」というアドバイスを思い出し、今は前向きにこのプレッシャーと向き合うことができています。なお、マネジメントにおいてはメンバーとのコミュニケーションを重視しており、日常的に「今日はどうだった?」と声をかけるようにしているほか、メンバーの自主性を大事にすることを重視しています。

また、新規顧客の獲得が加わったことも大きな変化です。従来は、ルートセールス(定期的に担当する顧客を訪問、Web面談等する活動)がメインで、すでに関係が構築できている会計事務所を訪問することがメインの活動だったのですが、リーダ職になると新規顧客(税理士、公認会計士)にも訪問し、少しずつ信頼関係を構築していかなければなりません。もちろん、その過程で壁にぶつかることもありますが、上司やベテランスタッフのフォローのおかげで、その都度、乗り越えることができています。おかげで、最近は新規顧客に対しても、その顧問先に対しても、今まで以上に多角的なアドバイスや提案ができるようになってきたと感じています。

リーダとして自身の成長が感じられた業務や
エピソードがあればお聞かせください。

グループメンバーが成果をあげて、メンバーが社内で事例発表の機会をいただいた時や、顧客から感謝の声をいただいた時にやりがいを感じました。
自分のグループ運営の方針やメンバーへの接し方が間違っていなかったと感じますし、結果として、自分自身の成長も実感します。

リーダ職を目指す若手や新人に
メッセージをください。

私自身そうでしたが、若いうちにたくさん失敗を経験したほうが良いと思います。
特に失敗を乗り越えた経験は、その後の成長の糧になりますし、後輩たちを指導する立場になった時にも大いに役立つはずです。

また、自分が選ぼうとしている会社の理念に共感できるかが大事です。
そのうえで自分自身の思いを胸に秘めながら、前向きに全力で仕事に取り組むことができれば、多少の苦労があっても乗り越えられると思います。