2019.07.09
国家賠償請求事件
★「新・判例解説Watch」憲法分野 10月上旬頃解説記事の掲載を予定しております★
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LEX/DB25563157/仙台地方裁判所 令和 1年 5月28日 判決 (第一審)/平成30年(ワ)第76号 等
原告らが、平成8年法律第105号による改正前の旧優生保護法に基づき不妊手術(本件優生手術)を受けたところ、旧優生保護法第2章、第4章及び第5章の各規定は違憲無効であり子を産み育てるかどうかを意思決定する権利(リプロダクティブ権)を一方的に侵害されて損害を被ったと主張して、被告(国)に対し、主位的に、国会が当該損害を賠償する立法措置を執らなかった立法不作為又は厚生労働大臣が当該損害を賠償する立法等の施策を執らなかった行為の各違法を理由に、予備的に、国家賠償法4条により適用される民法724条後段の除斥期間の規定を本件に適用することが違憲となると主張して、当時の厚生大臣が本件優生手術を防止することを怠った行為の違法を理由に、国家賠償法1条1項に基づき損害賠償を求めた事案において、原告らの請求をいずれも棄却した事例。