国税勤務での経験について考えてみると、自分では認識していなかったものの多方面に渡っていろいろな経験や知識を学びました。
例えば、各業種、各業界のしきたりとか業界用語など、雑学と言われる分野のことまで知りました。
そのような中でも何より大きかったことは、人と接することに対して何の抵抗もなくなったことです。
初めて会う人に対しても、相手の立場や考えを尊重したうえで自分の考えを伝えることができましたし、意見の異なる人に対しても、自分の考えを理解してもらえるように説明することも学びました。
これらのことは、税務調査や審査請求(争訟)、職場の管理者としての経験などを通じて培えたものだと思っています。
国税での経験は人それぞれで異なります。でも、人との関わりという点においては皆同じであり、どのような国税の職場経験であれ、その人を高める職場だと私は思っています。