掲載日:2016.05.26

金融機関との連携活動

日本政策金融公庫堺支店向けにTKC会計事務所見学会を開催しました

日本政策金融公庫堺支店向けTKC会計事務所見学会

 平年28年4月20日に税理士法人ライカブリッジにおいて日本政策金融公庫堺支店向けTKC会計事務所見学会を堺支店長をはじめ8名が参加し開催しました。

 見学会では田中正幸会員から、「私たち税理士は納税義務の適正な実現を図ることを使命としています。そのため、月次巡回監査(※1)をベースとして事務所経営を行っています。月次巡回監査とは税理士法45条に大きく関係する内容です。」との説明がありました。その後、巡回監査担当職員から巡回監査実務について説明がありました。

 参加者からは「税理士先生の使命や責任の重さ、事務所の業務水準の高さが実感できました。」「遡及修正を不可としている理由、巡回監査を実施する目的が理解できました。」「書面添付制度(※2)は、申告書の信頼性を高めることができるものと実感できました。」との意見をいただきました。

 TKC南近畿会では、金融機関が開催する研修・セミナーへの講師を派遣しています。TKC会員の講師派遣を希望される金融機関の方は、TKC南近畿会事務局までお問合せください。

※1:巡回監査
「巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、完全網羅性を確かめ、かつ指導することである。巡回監査においては、経営方針の健全性の吟味に努めるものとする。
 巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。」と定義しています。

※2:書面添付制度とは、税理士法第33条の2(計算事項、審査事項等を記載した書面)を言い、税理士法第1条における独立した公正な立場において納税義務の適正な実現を図るという税理士の公共的使命を実務面で具現化した制度です。

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