ニュースリリース

住民サービスなどの実務担当者50名が一堂に会し、「社会保障・税番号制度対応システム研究会」初会合

平成27年1月28日

 栃木県、茨城県、埼玉県、大阪府、和歌山県の11市町は1月28日、株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市/代表取締役社長:角 一幸)において「社会保障・税番号制度対応システム研究会」の初会合を開きました。
 当日は9市町(2市欠席)に加え、栃木県をオブザーバーとして、総勢50名が参加しました。

 本研究会は、今年からスタートする「社会保障・税番号制度(番号制度)」により、市区町村の業務フローが大幅に変更となることから、「住民情報」「税」「社会保障」のテーマごとに11市町の実務担当者および情報システム担当者が集まり、制度・技術の両面から「理想的な業務フロー」や「それを支援するクラウドサービス」等について検討することを目的として開催されるものです。

 初会合では、会長・副会長の選出などに続き、番号制度に関する最新動向を確認。その後は、住基分科会と社会保障・税務分科会に分かれて、制度導入に伴う業務上の変更点やこれに伴うシステム対応の在り方について具体的な検討を行いました。

 なお、研究会では今後、番号制度の導入後を見据えて「番号制度を活用した新たな住民サービス」や「業務改善」の共同研究にも取り組む計画です。 

 また、TKCは事務局として会場の提供や資料作成など研究会の運営を支援するほか、研究成果をもとに「新世代TASKクラウド(番号制度対応版)」と関連システムの機能強化を進めます。

社会保障・税番号制度対応システム研究会 概要

1.参加メンバー
 [栃木県]  鹿沼市、日光市、大田原市、矢板市
 [茨城県]  筑西市、那珂市
 [埼玉県]  鶴ヶ島市、ふじみ野市、三芳町
 [大阪府]  四條畷市
 [和歌山県] 海南市
 [オブザーバー]栃木県
  (事務局)株式会社TKC

2.研究会の目的および活動期間など
(1)目的

 平成27年にスタートする番号制度へ円滑に対応できるよう、関係各課の実務担当者および情報システム担当者が集まり、制度の導入に向けて「理想的な業務フロー」と「住民サービスの向上」の観点からシステム対応について検討・協議することを目的とする。
 併せて、制度導入後を見据え「制度を活用した新たな住民サービス」や「業務改善」についても共同研究を行う。

(2)検討テーマおよび成果物
 以下について本会および分科会(住基分科会、税務分科会、社会保障分科会)で検討
 26年度 番号付番、番号利用、統合宛名(データクレンジング)
 27年度 情報連携、統合宛名(中間サーバとの連携)
      番号制度を活用した新しい住民サービス、業務改善 など

 【成果物】システム研究会報告書(活動期間中、複数回まとめる予定) 

(3)活動期間
 平成27年1月28日~平成28年3月31日

株式会社TKCの取り組み

 TKCでは、事務局として研究会活動を支援するほか、研究成果をもとに以下へ取り組みます。 

 「新世代TASKクラウド(番号制度対応版)」の強化および新機能の開発
 「関連システム」の強化および新機能の開発 

ご参考:システム研究会について

 TKCのシステムは、それぞれの専門業務に精通したお客さま(会計事務所・地方公共団体)の指導により開発されています。これは「業務のプロ」であるお客さまと、「ICTの専門家」であるTKCとの協働により、お客さまにとってより最適なシステム開発を目指すという当社独自の考え方に基づくものです。
 そのため、会計事務所事業部門では「TKC全国会システム委員会」、地方公共団体事業部門では「システム研究会」によって、システムの基本設計に至る検討が行われ、当社ではその検討結果を踏まえたシステムを開発します。

 これにより、業務に精通したお客さまの豊富な「経験」と専門家としての「ノウハウ」をパッケージシステムへ組み込み、お客さまの業務品質と生産性の向上を支援する最適なシステムの開発・提供を実現しています。
 なお、これまでに市区町村の実務担当者が集まって組織された研究会は、「外国人登録システム研究会」「介護保険システム研究会」「後期高齢者医療システム研究会」「住民基本台帳法改正システム研究会」「子ども子育て支援新制度システム研究会」――などとなっています。

 以上

当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社TKC 東京本社 経営管理本部 広報部
TEL:03-3266-9200