掲載日:2017.06.16

会計事務所の業務品質向上

「TKC方式による自計化で黒字化支援!」セミナーを開催しました

 平成29年5月9日、ホテルモントレ京都に於いて、「TKC方式による自計化で黒字化支援!~次世代に繋げる事務所づくり~」と題したセミナーを開催しました。

 第1部 他社会計システムからTKC方式による自計化へ移行

講師 滋賀支部 杉本浩志会員

滋賀支部 杉本浩志会員
  1. 今後、経営助言や税務支援を通常業務にしていくしか生きる道は残っていない。
  2. 自計化が進まない理由は、提案の経験不足。月1回の勉強会で疑似体験の場を用意する。
  3. 自計化推進は、所長の覚悟次第。どんなに職員が優秀でも所長の方針が無いと進まない。

 第2部 監査担当者による事例紹介「やるぞ、自計化推進!」

講師 滋賀支部 杉本総合会計 中野 将 氏

滋賀支部 杉本総合会計 中野 将 氏
  1. 関与先に自計化をしてもらいたい気持ちはあるが、先方のコスト、労力を考えると提案しにくい。
  2. 月1回の推進会議の開催で、事務所全体での情報共有により、提案の疑似体験ができ、関与先への提案力が向上する。
  3. 自計化推進により、関与先において。次の2つの変化が起こった。
    ①社長がタイムリーに数値を把握できるようになった。
    ②従業員のモチベーションが向上した。
  4. 全社員による経営成績の共有により、社員1人1人が会社の業績に関心を示すようになった。

第3部 事務所全員で取り組んだ自計化

講師 滋賀支部 西村純史会員

滋賀支部 西村純史会員
  1. 自計化推進をする上で最も重要なことは、自計化の必要性を事務所全体で認識すること。
  2. 推進のポイントは、全関与先を対象にすること。関与先の選定を行うと難しい理由ばかり出てきて対象はほとんど残らない。
  3. 関与先の同意を得て、財務エントリからe21まいスターかFX2に移行する。
    当初は事務所入力になるが、実データによる業績報告をすることで、自計化のゴールをお見せすることができる。

 当日は、23事務所から44名の所長、職員が参加しました。
「自計化をするにあたってのメリットやデメリット、ポイント等とても重要なことを聴けました。」「職員の事例発表が非常に説得力があり良かったです。」「是非、自計化推進会議の開催を支援してほしい。」などの感想がよせられました。

 TKC近畿京滋会では、事務所総合力強化プロジェクトにおいて、自計化推進、経営助言、書面添付等を事務所の標準業務にするための研修会、職員勉強会等を企画しています。

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