掲載日:2016.12.05

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近畿4地域会合同の第1回「巡回監査士プレミアム講座」を開催しました

第1回「巡回監査士プレミアム講座」

 平成28年11月11日、ホテルモントレ京都に於いて、近畿4地域会合同の第1回「巡回監査士プレミアム講座」を開催しました。

久乗哲会員

久乗哲会員

 TKC全国会中央研修所租税法小委員の久乗哲会員を講師に、「租税判例を研修する意義~リーガルマインドの構築~」というテーマで講義しました。

「判例研究の本来の目的は、紛争予防であり、税務の常識を身につけることである。税理士実務における紛争予防は、租税法律主義を基本に据えたリーガルマインドの構築にある。」という説明から講義は始まり、税務調査で問題になる3つのポイント「課税要件の事実認定」「税法の解釈」「税法の適用」について解説しました。

 そして、実際の判例を活かした税務調査事例のケーススタディが行われた後、裁決事例研究として、ロータリークラブの入会金及び会費が必要経費に該当するか否かについてのグループディスカッションを行ないました。

 各グループの代表から討議結果を発表した後、審判所の判断を解説いただきました。

 当日は、巡回監査士の資格保有者21名を中心に、会員・職員38名が参加しました。参加者からは、「税法の解釈と事実認定およびあてはめという考え方をもっと深く理解する必要性を感じました。」「租税法律主義を前提として、法律の読み方、判例の読み方をしっかりと学ばなければ・・・」等の感想が寄せられました。

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