株式会社ライフホールディングス 様

株式会社ライフホールディングス

統合型会計情報システム(FX4クラウド)ユーザー事例

グループ11社の業績を
独自の経営資料で俯瞰する

人材派遣業、運送業、車両販売などの事業を地域に密着して行っているのがライフグループだ。TKCの『FX4クラウド』を使ったグループ11社の財務戦略について、グループ代表の山城大助社長と、経理統括の小野雅彦氏に話を聞いた。

──ライフグループは現在11社で構成されているそうですね。

山城大助社長

山城大助社長

山城 グループ内の人事・財務・総務といった仕事(シェアードサービス)を担う①ライフホールディングスを筆頭に、人材派遣業や運送業、車両販売などを手がける会社があります。

──創業は2001年でした。

山城 それ以前は、大手自動車メーカー系列の販売店で営業マンとして働いていました。もともと大学時代から起業したいという気持ちがあって、入社3年で辞めるつもりでいたんです。就職したのは、営業のスキルを身に付けておきたかったのと、会社という組織がどう成り立っているかを知っておきたかったからでした。
 起業して最初に手がけたのは運送業でした。大学時代に家電製品を配送するアルバイトをしていたのですが、その会社の人から「配送業者が不足している」と聞いたことから、中古のトラックを購入して手伝うことにしたんです。
 その事業を今に引き続くのが、②ライフアトラスです。「家具・家電の配送および設置」をメインとする運送の仕事に加えて、電気設備工事業も行っています。近年は、全国展開する大手家具チェーンの石川県内における配送・設置の仕事がだいぶ増えています。

──車両販売の仕事にも、過去の経験が生かされていそうですね。

山城 ええ。新車・中古車の販売などをしている③ライフクリエイトの経営には、会社員時代に身に付けたノウハウが生かされています。新車販売は国産の全メーカーの車種を取り扱っており、中古車販売については全国のオークション会場から直接仕入れています。タイヤ販売、オーディオ販売、メンテナンスなどカーライフにまつわる各種サービスも提供しています。
 また、大型車両(トラック)の販売・買い取り、車両整備などを業務とする④ライフトラックスという会社もあり、地域の物流業界を支える役割の一端を担っています。

人材系ビジネスも主力事業として展開

──いまや人材系のビジネスも、ライフグループを代表する基幹事業に育っています。

『スピードジョブズ』

地元のSC内に出店する「スピードジョブズ」

山城 家具や家電を配達する際には、運転手のほかに助手が必要になります。以前はその助手の確保を派遣会社にお願いしていたのですが、あまり質が良くなかったことから、ならば自分たちで人材派遣業をやろうということで始めたのが、いまの⑤ライフラインの仕事です。石川県や福井県の企業に派遣スタッフを紹介する業務のほか、県や市からの委託を受けて多くの若者を正社員へと導いた実績もある「職業紹介所」としての役割も果たしてきました。人手を求めている企業と、働き口を探している人たちとの接点を増やすために、地元のショッピングセンターの中に「スピードジョブズ」という名称の〝お仕事情報センター〟を出すこともしています。
 ほかにも人材系のビジネスを行う会社として、イベント業務の請負を得意とする⑥サンズと⑦メイクスがあります。コンサートや展示会などの運営管理などをアウトソーシングできるという利便性が受けて、受注を増やしています。サンズが北陸3県(石川、富山、福井)と長野県を主な営業エリアとしているのに対し、メイクスは新潟県を中心に活動しています。

──残りの4社についても、簡単にご紹介ください。

山城 生損保の代理店業の⑧ライフプラン、広告代理店業の⑨バズポイント、住宅建設・リフォームの⑩リブホーム、医療・介護施設等の運営支援の⑪ライフイノベーションがあります。「社会全体の生命線になりえる事業を手がけていこう」という方向性のもとに事業の多角化を進めてきました。

「MR設計ツール」でオリジナル帳表を作成

──いまのグループ体制になったのはいつ頃ですか。

山城 2013年にホールディングス化したときの体制がベースになっています。

小野雅彦・経理統括

小野雅彦・経理統括

小野 それ以前は、ライフライン(人材派遣や運送業など)とライフクリエイト(自動車販売や保険代理店業など)の2社体制でした。その2社で複数の事業を展開していたわけです。
 ただ、事業別の売上高や利益率などのPL(損益計算書)の数字については、TKCの財務会計システム『FX2』の部門別管理機能で作成した資料で把握することができていたのですが、もっと細かい管理会計をするためには「分社化」するのが一番だと考えて、事業別の分社化に踏み切りました。

──『FX4クラウド』に切り替えたのも、ちょうどその頃だったそうですね。

小野 複数台のパソコンで〝分散入力〟できるというクラウドコンピューティングならではの利便性に加えて、「マネジメントレポート(MR)設計ツール」の機能があったことも決め手の一つでした。これは、『FX4クラウド』のデータを使用したオリジナル帳表がエクセル(スプレッドシート)で簡単に作れる機能で、ライフグループ独自の経営資料(月次報告書)を作成するのに役立てています。

──独自の経営資料とは、どのようなものですか。

小野 簡単に言うと、「売上高」「原価(材料仕入れ、アルバイト代など)」「粗利益」「固定費(給料、修繕費など)」「営業利益」の数字が1年間でどう推移しているかを示した一覧表と、売上高と営業利益の1年間の予実差異(予算と実績との差異)を示したグラフから成り立っているものです。これを見れば、ライフグループ全体がどのような経営状況にあるかを俯瞰(ふかん)することができます。こうした自分たちに使いやすいオリジナル帳表を自由に作成できるのが、MR設計ツールの魅力ですね。

グループ11社の「予実管理」を徹底する

──その資料を具体的にどのように活用しているのですか。

家電や家具の配送および設置の仕事からスタート

家電や家具の配送および設置の仕事からスタート

小野 社内会議で使う資料として有効活用しています。代表の山城と各グループ会社の責任者が参加して業績について検討する会議でも使われていますし、各グループ会社の経理担当者がその会社の役員レベルと話し合いをする会議の場でも活用しています。

山城 予算と実績とのギャップがなぜ生まれたのかについては、各グループの責任者としっかりと話し合うようにしています。たとえば実績が予算に届かなかった場合は、どのような取り組みをした結果、そうなったのかをきちんと原因分析するようにしています。反対に、実績が大幅に予算を上回った場合にも、その理由が何だったのかを明らかにしていきます。

──部門別の予実管理を徹底していくことはやはり重要でしょうか。

山城 数値目標があるからこそ、みんなそれに向かって走ることができます。その目標達成のためにも毎月、予算の到達度合いをチェックしていくことは大切だと言えます。

──ほかに『FX4クラウド』で気に入っている機能があればお聞かせください。

小野 仕訳データ入力の効率化ができるところがありがたいですね。他社業務システムとの仕訳連携ができる「仕訳読込テンプレート機能」のほか、フィンテックサービスの「銀行信販データ受信機能」などを活用することにより、データを手入力するのは全体の1~2割ほどに減らせています。作業効率は大幅にアップしました。

──今後の事業戦略は?

山城 最近、人材不足がいたるところで叫ばれていますが、今後ますます人の採用が難しくなってくる可能性があります。ここまで拡大路線でやってきましたが、もしかしたら労働集約型の事業を伸ばしていくのは今後、難しくなっていくかもしれません。運送業にしても、新しいトラックを増やすことはさほど難しくなくても、ドライバーを大勢集めるのは困難になってくるかもしれない。
 だとしたら、今より少ない人数で、よりインパクトのある仕事ができる会社に変貌していく必要があるはず。車の世界にも、ダウンサイジングという言葉がありますが、それと一緒で私たちの組織も、サイズを小型化しながらも、より付加価値の高いサービスを提供していけるような存在に変革していければと思っています。
 グループ各社の従業員が横断的に参加できるスポーツイベントや合宿などをいろいろ企画しているのは、組織内のヨコのつながりを強化して、今まで以上にシナジー効果を発揮できる組織にしたいからです。グループ全体で年商100億円を達成するという夢に向かって、組織力の強化に一層努めていきます。

企業情報

株式会社ライフホールディングス

ライフグループ(株式会社ライフホールディングス)

設立
2001年
所在地
石川県金沢市新神田二丁目14番21号
売上高
33億円
社員数
約160名
URL
http://lifeholdings-lg.com/

むかい税理士法人

所在地
金沢市長田2丁目24番33号
TEL
076‐254‐0301
URL
http://www.mukai-office.com/

『戦略経営者』2017年12月号より転載)

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