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ユーザー事例

グリーンランドリゾート株式会社 様

会計合理化でグループを固める九州屈指のリゾート運営企業

“九州のヘソ”熊本県の荒尾市に位置するグリーンランドリゾート。創業以来、広大な敷地を武器にしながら九州全域から効率良く集客し、自社運営の遊園地、ゴルフ場、ホテルに年間300万人を集める。同社の渡邊和雄取締役と森田昭彦経理課長に、その経営・財務戦略について聞いた。

日本一の数を誇る約80のアトラクション

渡邊和雄取締役

渡邊和雄取締役

──遊園地業界の市況は?

渡邊取締役 東京ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオジャパンなどに人気が集中しているようにも見えますが、独自路線を掲げて地方で頑張っている遊園地も少なくありません。ただ、旧来型のマネジメントを継続し、過去の成功体験にあぐらをかいてきたところは確実に淘汰される時代であることは確かだと思います。

──そんななか、グリーンランドさんは昭和40年代にオープン以来、変わらぬ人気を維持されてきました。

渡邊 ゴルフ場やホテルを含めたいわゆる「グリーンランドリゾート」には年間約300万人ものお客さまに来ていただいています。その理由は、“九州のへそ”といわれる熊本県で、九州圏全域からバランス良く集客できる位置にあったことがひとつ。それと、広大な土地というローカルの強みを生かしながら、常に新しいことに挑戦し、変化し続けてきたからだと思います。

──具体的な特徴は?

渡邊 まず、多彩なイベントの継続的な開催。それから九州唯一のつり下げ型コースターなど約80機種のアトラクションの数(日本一)です。イベントではウルトラマン、仮面ライダー、戦隊モノなど、代理店経由のパッケージものではないオリジナルショーを毎年開催していますし、旬の芸人さんのワンマンショーや夏には「8000発花火一気上げ」が大迫力の花火大会『ファイヤーカーニバル』が毎年恒例の名物になっています。企画によっては1日に3万人以上を集客することも珍しくありません。最近では『初音ミクと遊ぼうinグリーンランド』というイベントで予想以上の集客と物販売り上げを達成しました。ちなみに、ウェブ上のバーチャルキャラクターである「初音ミク」という名前を聞いて、私は当初「どこのどんな女の子なの?」と尋ねて若いスタッフに失笑されてしまいました(笑)。

──それにしても日本一の数のアトラクションを維持・運営するにはお金がかかるのでは。

渡邊 当社の場合、各アトラクションは委託運営方式をとっており、遊具自体のコストはかかりません。つまり場所をアトラクションメーカーなど運営主体にお貸しする形です。とはいえ、遊具のスクラップ&ビルドや安全管理は遊園地の人気はもちろん存続をも左右しかねませんので、最終的にはわれわれの経営判断や管理が反映される仕組みにはなっています。

──九州といえば韓国や中国などアジアからの集客が注目されていますが……。

渡邊 当社ではゴルフ場を三つ運営していますが、そちらの事業では、韓国4カ所、中国1カ所のゴルフ場と提携し、お互いのユーザーが行き来できる仕組みを提供して、集客増につなげています。また、遊園地の方も、ここのところの円安で少しずつ海外からのお客さまが増えつつあります。ホテルでは台湾やタイなど東南アジアからのお客さまもおみえになるようになってきました。ただ、竹島や尖閣など微妙な国際問題もありますので、アジア戦略に比重をかけすぎてもリスクを抱えてしまうことになる。その意味でも慎重さが必要だと思います。

──北海道グリーンランドも堅調のようですね。

渡邊 はい。こちらも札幌から高速道路利用で約30分という好立地にあり、多くのアトラクションやイベントで北海道を代表する遊園地という評価をいただいています。冬は雪で閉園しますが、かわりに隣接するスキー場『ホワイトパーク』がオープンすることで、年間を通して安定した集客を実現しています。

クラウドシステムの採用で効率性とセキュリティが向上

森田昭彦経理課長

森田昭彦経理課長

──『FX5』を導入されたきっかけを教えてください。

森田課長 前のシステムの契約が終わる時期で、更新が基本路線だったのですが、昨年の5月ごろ、たまたまTKCさんからのDMを拝見し興味を覚え、「ちょっと聞いてみようか」と。本当に軽い気持ちでした(笑)。で、実際、福岡でTKCの営業の方にお話をうかがうと、「これは良い!」となったわけです。

──当時は、全社他社の会計システムで統一されていたそうですね。

森田 そうです。すでにマスターなども統一されていたので普通ならそのまま更新した方が楽ですよね。それでも『FX5』に心が動いてしまった(笑)。最大の理由は「クラウド」でした。

渡邊 当社はシステムの専門部隊を持っていませんので、サーバーの管理はとても重たい仕事でした。不具合があると子会社にも迷惑をかけることになりますからね。クラウド化はその重荷からわれわれを解放してくれる。“クラウドクラウド”と世間は騒いでいますが、会計システムで探してみると、意外にないんですね。でも、TKCさんの場合、自前の最新データセンターをしっかりと持って早くからクラウド化に取り組んでおられ、また、計算センターとしての歴史もある。さらに、営業担当者のレスポンスも速く、「この会社なら任せても安心」と感じました。

森田 セキュリティーの向上も魅力でした。たとえば、当社では定期点検などで電気を止める場合があるのですが、従来だとその際にサーバーも止まってしまい、子会社との連携に不具合が起こるリスクがありました。クラウド化すればそれは解消されますからね。

──とはいえ、基幹システムをごっそり変えられたわけですから、ご苦労もあったと思いますが……。

渡邊 もちろん抵抗感はありましたよ。でも、それを上回るメリットが見込めることが分かっていました。やはり、統一マスターができていたことが大きかったですね。通常は1年以上の準備が必要な基幹システムの変更を3カ月でやってしまった。無茶ですよね(笑)。

グリーンランドリゾート株式会社の皆さん

──導入して変わったところは?

森田 従来は手書きの伝票を各現場から集めて、経理部門で打ち込んでいましたが、『FX5』では現場で直接入力してもらうスタイルに変更し、これは結構大変でした。現場の女性たちは支払い・入金状況を伝票に記入していただけで、簿記の知識なんてありませんからね。なので、TKCの担当の方にお願いし、システム導入前に彼女たちを集めてパソコンを使った実地研修を行ってもらいました。

──導入後の現場の方の反応は?

渡邊 絶賛でした。『FX5』の仕訳辞書機能で簡単に入力できるようになり、業務の大幅な短縮につながったと。経理部にしても、伝票を入力する手間がはぶけたわけですから大変な効率化です。しかもそれが、支払い管理システムまでダイレクトにつながっている。結果として、当月支払額の確定が、月半ばから7日くらいと1週間以上早まりました。

連結決算における作業負荷が大幅に減少

──連結決算への流れもスムーズになったとお聞きしました。

渡邊 当グループはグリーンランドリゾートのほかに有明リゾートシティ(ホテル事業等)、空知リゾートシティ(北海道グリーンランド遊園地・ホワイトパーク運営等)、グリーンランド開発(土木・建設資材事業等)の4社で構成されていますが、各社で個別会計(『FX5』)を行う流れのなかで、関連会社間債権債務や内部取引の照合ができるようになり、連結決算の作業負荷が大幅に減りました。これも『FX5』を採用する決め手でした。

──独自の管理帳表を出力できる『マネジメントレポート(MR)設計ツール』も活用されているとか。

グリーンランドリゾートゴルフ場(上)とホテルヴェルデ

グリーンランドリゾートゴルフ場(上)と
ホテルヴェルデ

渡邊 これ抜きには『FX5』を語れないですね。実は、以前のシステムベンダーからも、エクセル関数を用いた管理帳表作成ツールの提案があったのですが、『FX5』の方がウィザード形式(対話式による操作選択機能)で使いやすい。実際に使ってみて、エクセルができる人なら誰でも簡単に管理帳表をつくることができます。しかもクラウドで数字がリアルタイムということで、画期的な機能だと思いました。これも『FX5』の採用を決断した理由の一つです。

森田 実際、毎月初の経営会議にはこのMR設計ツールで作成した管理帳表が使われるのですが、トップから「こういう資料をつくってくれ」との要望が出ても、柔軟に素早く対応できています。

──今後はいかがでしょう。

渡邊 当初、ご提案をいただいた時には、個別会計と連結会計の一体化というプランにとても強いインパクトを感じました。その「一体化」がまだ達成できていませんから、とりあえずは、TKCさんの連結会計システム『eCA─DRIVER』への“ワンクリック連動”の実現に向けて、検討を重ねていきたいと思っています。

※ Excelは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

会社概要
名称 グリーンランドリゾート株式会社 グリーンランドリゾート株式会社
設立 1980年1月
所在地 熊本県荒尾市下井手1616
TEL 0968-66-2111
売上高 76億円(2012年12月期連結)
社員数 270名(連結)
URL http://www.greenland.co.jp/
掲載の内容、および当社製品の機能、サービス内容などは、2013年7月現在のものです。
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