TKC全国会 中堅・大企業支援研究会(中大研)

活動事例

融資申込みをきっかけとした連結グループ管理体制の実現

POINT

  • 融資申込みのために連結財務諸表の提出が必要となった
  • 専門家の視点で、連結財務諸表作成のためのシステム運用体制を構築
  • 金融機関も納得の資料で融資審査をクリア
  • 融資の申込みをきっかけとした取り組みが連結グループ管理に発展

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F社グループでは、グループ会社で新たに融資を受けるための申請を行いましたが、グループ内の他の子会社が既に融資を受けており、新たに融資が可能かどうかを判断するための資料として連結財務諸表の提出を金融機関から要請されました。しかしながら、F社グループには連結財務諸表作成のノウハウがなかったことから、当事務所にご相談をいただきました。

F社グループでは金融機関からの要請によって連結財務諸表作成の必要性に迫られましたが、会社数も多く、ほとんどの会社で決算月が異なっていたため、手作業では不可能だと判断されて 連結会計システムを導入されました。これに伴い、当事務所はシステム・コンサルタントとしてF社グループの連結財務諸表作成をサポートさせていただきました。

今回のF社グループのケースでは、単純なシステム操作のサポートだけではなく、連結財務諸表の作成の仕方についても当事務所でサポートさせていただきました。具体的には、グループ内に決算月の異なる会社がある場合、連結財務諸表を作成するためには、親会社の決算月に合わせて決算書を組み替える必要があります。F社グループでは、決算月の異なる会社が10社以上ありましたので、1社ずつ決算書の組み替えの方法や留意点についてサポートさせていただきました。当初は慣れない連結作業に苦労されていましたが、最終的には金融機関が納得するだけの連結財務諸表の提出ができ、無事に子会社で新たな融資を受けることができました。

F社グループにとって、連結財務諸表の作成は未知の世界でしたが、金融機関からの要請をきっかけに「システム」(仕組み)を導入され、この「システム」を中心とした定型的な業績管理フローを構築することができました。これにより、無事に融資申込みが受理されただけに留まらず、現在では連結グループ管理を行うための体制が構築されました。さらにF社グループでは、決算期を統一して「業績管理の早期化」を見据えた取り組みにも着手されています。