ユーザー事例

しずおか信用金庫 様

選ばれるコミュニティバンクへ 税務の標準化と電子申告にチャレンジ

  • システム利用範囲
  • 法人税
  • 地方税
  • 消費税
  • 電子申告
  • 税効果会計

従来の課題

  1. 税率の変更や別表様式の改訂について、自分たちで調べて、スプレッドシートを修正する必要があった。
  2. 税務業務は専門性が高いため、申告書のチェックや検証の仕組み作りが難しかった。
  3. 金融機関が持つ特殊意識に加え、システムは高額で稼働までに時間がかかるという従来常識が、業務の標準化を困難にしていた。

導入の効果

  1. 整合性のチェックや検証を行う仕組みができた。
  2. 慣れから来る“漏れ”や“誤り”を防ぎ、業務の標準化が可能となった。
  3. 電子申告によって、簡単かつ即時に申告できた。

―― どのような経緯でASP1000Rを導入されたのでしょうか。

理事 経営企画部長 川口徹氏

川口 国税の電子申告普及を受けて、当金庫としても、平成17年7月に電子申告を行ったお客様から電子納税証明書を受け入れる体制を整え、電子納税サービスを開始しました。その一方で、自分たちも印紙税の電子申告を行い、合わせて法人税や地方税などの実施も検討していたところ、ASP1000Rを紹介されました。これまで申告業務について、特に不都合を感じていませんでしたが、ASP1000Rを知り、改めて自分たちの業務体制や仕組みについて考えさせられましたね。金融機関の場合、「他の業種とは違う」という特殊意識が強い傾向があると感じていますが、「税金」ということでは民間企業も金融機関もまったく同じです。〈しなやかに考え、燃えて行動し、いきいきとした自らを創造する〉これは当金庫のモットーです。だからこそ、電子申告についてもお客様へのサービスとともに、自分たちも積極的に取り組んできたわけです。ASP1000Rも同じで、従来の申告業務を変革し、より一層の合理化・標準化、正確性の向上を図るべく導入を決めました。

しなやかに考え、自らを創造する

―― 従来は、どのように申告業務を行っていたんですか。

経営企画部 副調査役 小澤誠氏

小澤 不動産や有価証券など、それぞれの管理システムで作った資料をそのまま添付する書類もありますが、その他の申告書類については各担当者から集めた基礎資料を組み合わせて、スプレッドシートへ取り込み、申告書を作成していました。「正確な申告書を期日までに仕上げるため、業務が煩雑なのは当たり前」と思っていたので、これまでは特に申告業務が苦労だと感じていませんでした。ただ、例えば、税率の変更や別表様式の改訂があった場合などは、自分たちで調べてスプレッドシートを修正する必要があり、本当に正しいのか不安があります。そんな時に、客観的に検証できる仕組みがあるといいなとは考えていました。

川口 そうですね。申告書をチェックするには、担当者以上に深い知識が求められます。いま、法制度などがこれだけ激しく変化するなか、管理者がそれを完璧にチェックすることは困難でしょう。また、どの企業でも経理担当者には高い専門知識が要求されるため、同一職務につく期間がどうしても長くなる傾向があります。もちろん意識して税制改正などへの対応は図られているとは思いますが、慣れからくる“漏れ”や“見解の違い”などが起こることも否めません。あるいは、妙に凝ったスプレッドシートを作って、次の人にバトンタッチできないというのも困るわけです。そういう意味では、業務を標準化でき、かつ法制度改正などにもきちんと対応できるシステムの活用が求められます。しかし、金融機関が使うシステムは一般にとても高額で、また軌道に乗せるのに何年もかかることから、簡単に導入できるものではありませんでした。ASP1000Rであれば、それが安価に利用でき、従来の常識を覆されましたね。

―― 実際に利用された感想は?

経営企画部 山口佐知子氏

小澤 整合性のチェックや計算方法など、独自にスプレッドシートで組んでいたものと違いがあり、その意味ではいままでの業務の棚卸しになりました。電子申告については、これまで大量にコピーして郵送していたことを考えると作業は楽になりましたね。ただ、まだ別途添付資料があるため、これもすべて取り込めるようになるといいですね。

山口 初年度ということで、最初は入力画面が別表イメージではないことに正直戸惑いましたが、慣れれば便利でしょうね。また、今回は税効果計算機能を使用しませんでしたが、今後は使っていきたいと考えています。さらに電子申告は、拍子抜けするぐらいに簡単でした。「本当に送られているのかな」とかえって不安に思うぐらいでした。

税務部門は“信頼の原点”

―― 今後の展望を教えてください。

川口 今回の電子申告・納税の取り組みに対して、先般、地元税務署から感謝状をいただきました。今後も、さらにもう一段上のサービス・活動の実践に取り組んでいきたいと考えています。また、金融機関は信頼で成り立っていますが、これは一朝一夕に築けるものではありません。私たちは、お客様である企業の財務状況や業況を判断して融資をします。より多くのお客様へ融資し、地域経済の発展に貢献するためには、金融機関自体の収益性や財務基盤がしっかりしていることが必要です。それが信頼の裏付けであり、その意味では財務や税務の部門は“信頼の原点”といえますね。当金庫はあと3年で創業80年を迎えます。金融機関を取り巻く環境は変化が早いですが、当金庫は〈親近感を信頼感へ、さらに存在感へ変え、この街で選ばれるコミュニティバンク〉を目指し、これからも積極的に変革へチャレンジしていきたいと考えます。

会社概要
名称 しずおか信用金庫 しずおか信用金庫
創立 1931(昭和6)年1月17日
本社 静岡県静岡市葵区相生町1-1
預金残高 6,439億円
貸出金残高 3,628億円
役職員数 618名(2008年3月末現在)
URL http://www.shizushin.co.jp/
掲載の内容、および当社製品の機能、サービス内容などは、2008年9月現在のものです。
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