ユーザー事例

株式会社プレナス 様

入力から電子申告まで一気通貫し飛躍的な効率化を実現

株式会社プレナス

持ち帰り弁当市場トップのプレナス。『ほっともっと』ブランドの浸透により、ここ数年の業績は絶好調の有名企業だが、ここにもTKCの法人電子申告システム『ASP1000R』が導入されている。経理部経理課の長井一実課長、伊藤峰登氏、そしてシステムコンサルタントの市來道啓税理士に話を聞いた。

500もの地方公共団体の最新税率に完全対応

──昨年度『ASP1000R』を導入されました。きっかけは?

長井一実課長

長井一実課長

長井 従来使用していたソフトウエアがリプレース時期に当たっていたこともあり、更新するのか、あるいはより使い勝手の良いものへ変更するのか、さらには保守の手間がかかるサーバー型システムをクラウド化すべきでは……などと経理部自体、いろいろと模索中で、ニュートラルな状況だったというのがベースにあります。

伊藤 そんなときに、たまたまTKCさんの税務申告直前セミナーを聞きに行って、そのなかでさまざまな製品を紹介されていたのですが、これがどれもこれも引かれるものばかり。とくに『ASP1000R』は、われわれの当時の最大の悩みを解消してくれる期待感が十分の製品でした。

――どのあたりが?

伊藤 なんといっても、各市区町村に申告する地方税の税率に完全対応していることですね。われわれは約500の地方公共団体への申告が必要で、それまではこちらですべて調べて手入力をしていました。当時はこれだけでも3日以上かかっていたのですが、『ASP1000R』には最新の税率マスターが搭載されているので一瞬でできてしまう。これは画期的なことで、個人的にはぜひ入れたいと(笑)。

──プレナスさんの店舗は直営で約1,300(FC含めると3,000)店舗ありますからね。

伊藤峰登氏

伊藤峰登氏

伊藤 はい。それとCSVによるデータ取り込み機能によって、当社の基幹ソフトから店舗情報をそのまま申告データに移すことができる。以前はすべて手書きでしたから、これも十分に魅力的な機能でした。

──選択肢として他社も検討されましたか。

伊藤 CSV取り込み機能はいくつかの他社製品にもありましたが、地方税率が自動更新される機能はTKCさんだけでした。ここが決定的だったと思います。

長井 それまでは法人税の申告業務で手間がかかるのは国税より地方税の方でした。それはちょっとわれわれの業務の本来的な趣旨からは外れているかなとは感じていました。『ASP1000R』のおかげで、ようやく税務を研究しながら節税や正確な申告につなげたりといった本来業務に力を注げるベースができたと思っています。

――以前は電子申告は?

伊藤 していませんでした。なので、500枚以上の書類を印刷し押印し封筒に入れてのり付けする。すごく手間のかかる作業だし、コストも約30万円かかっていた。それがクリックひとつで一瞬のうちにできてしまう。もうほかのソフトには目が行きませんでした(笑)。

──子会社4社にも『ASP1000R』を導入されたとか。

長井 この4社(プレナス・エムケイ、プレナスフーズ、九州トーヨー、プレナスワークサービス)は、従来も当社と同じ申告ソフトを使っていましたから、自動的に『ASP1000R』に切り替えました。当然、クラウドでつながっているので、子会社のデータを確認しながら、質問に答えたり、正否を確認したりもできます。

伊藤 それから『e-TAX償却資産』もあわせて購入させていただきました。これも『ASP1000R』と同様、約1,000団体すべてに送っていた償却資産税の申告書をワンクリックで電子申告できるようになり、とても助かっています。

流れを重視したつくりで初心者でも扱えるソフト

──税務の専門家であるTKC会計人がコンサルティングするというのが当製品の特徴ですが、その点はいかがでしたか。

伊藤 コンサルタントの市來(道啓税理士)先生から、導入時の操作手順はもちろん、税務面からのアドバイスもいただき、大変ありがたかったですね。
 それと、先生は非常に明るく楽しい方なので(笑)、コミュニケーションが取りやすかったというのも大きかったと思います。

市來道啓税理士

市來道啓税理士

市來 経理課のみなさんが大変優秀で、そのレベルの高さに驚きました。システムにも習熟されており、導入前に、伊藤さんと一緒に前期のデータを『ASP1000R』に入れ込んで、シミュレーションしてみましたが、非常にスムーズで、しっかりと数字も合いました。TKCシステムの他社にないインターフェースなどの特徴も、すんなりと飲み込めてもらえたと思います。たとえば、各別表の申告調整項目が別表4や別表5に連動し、その結果が地方税申告書・税効果会計まで完全連動します。これも他社製品にはない優れた機能ですから、高い評価をいただいています。

長井 TKCシステムの場合、作業がメニュー化され一連の流れを重視したつくりになっているように思います。その意味で、初心者でもある程度は扱えるソフトといえるのではないでしょうか。

──今後はいかがでしょう。

市來 将来的に軽減税率導入などが実現すれば、消費税にコンプライアンスリスクが出てきます。とくに親会社にとって子会社でのリスクは無視できないものになってくるでしょう。プレナスさんに限らず、要望があれば応えていきたいですね。さらに、上場企業の特殊な税務、移転価格税制や組織再編税制といったところを勉強しながら、より税務面でプレナスさんにお役に立てればと考えています。

長井 繰り返しになりますが、地方税申告のための煩雑な作業から解放され、ようやくわれわれの本来業務を充実させるスタート地点に立ったといえると思います。今後もTKCさんのお力を借りながら、申告業務の効率化に取り組んでいきたいですね。

積極果敢な商品・店舗戦略で持ち帰り弁当業界トップに君臨

HottoMottoとやよい軒

 『ほっともっと』ブランドで、持ち帰り弁当業界トップに君臨するプレナス。現在、全国に約3,000もの店舗(うち直営は約1,300)を展開。2014年2月期まで4期連続増収増益を続けている。好調の理由は多岐にわたるが、店内調理だからこそ可能なできたてのおいしさを生かしながら、新商品を次々に投入するなど、バラエティーに富んだ商品開発を行ってきたことがひとつ。また、店舗のQSC(品質・サービス・清潔)をマニュアル、研修で徹底し、それを調査によって数値化。各店舗にその数値の向上を指導しているのもプレナスの特徴といえる。

 とくに、商品開発には定評があり、昨年でいえば『ねぎまぐろ丼』、人気アニメをモチーフにした『アイカツ!のり弁』、いま人気のタイ料理『ガパオライス』といったオリジナル商品が好評を博している。また、優れた栄養バランスと低カロリーが話題の『金芽ごはん』を導入。画期的取り組みとの評価も高い。

 昨年8月には『Netto Motto』(ネットモット)という名称でウェブを使った新サービスの全国展開を開始。スマホや携帯電話から希望時間に宅配を受け付けるサービスや、店頭での受け取り予約を可能にした。

 2015年度は新規150店舗を予定。建物や設備すべてを用意しオーナーに貸し出す低資本・低リスク型「ユニットFC制度」によるフランチャイズ展開を加速する。一方、定食レストラン『やよい軒』も好調。『さんまの塩焼き定食』や『かきフライ定食』など、手作り感や季節感のあるおいしさを追求しているところが人気の秘密。現在約270店舗。落ち着いた店内でゆっくり食事を楽しめるので、女性や高齢者にも好評。このやよい軒は、昨年6月にオーストラリアに、7月には台湾にもオープン。プレナスの海外展開の鍵となる店舗業態とみられている。

会社概要
名称 株式会社プレナス 株式会社プレナス
所在地 福岡県福岡市博多区上牟田1-19-21
売上高 1,511億円(2014年2月期)
社員数 約1,400名
URL http://www.plenus.co.jp/

『戦略経営者』2015年3月号より転載

掲載の内容、および当社製品の機能、サービス内容などは、2015年3月現在のものです。
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