株式会社TKCのご紹介

創業の経緯

創業者 故 飯塚毅

株式会社TKC創業者
故 飯塚 毅

 株式会社TKCは、昭和41年10月22日、栃木県宇都宮市を本店所在地として設立されました。創業者である飯塚毅会長(平成13年7月当時)は、設立に際して会社定款に記載する事業の「目的」を次の2つとしました。

  1. 会計事務所の職域防衛と運命打開のため受託する計算センターの経営
  2. 地方公共団体の行政効率向上のため受託する計算センターの経営

 そのあと十数年経って、会社の業容拡大に伴い事業目的はいくつか追加されましたが、今日においても定款第2条(事業の目的)の筆頭に位置づけられているのはこの2つであり、まさにTKCの経営の原点はこの箇所にあったのだと思われます。飯塚毅会長は昭和21年に会計事務所を開業して以来、ご自身の事務所経営において幾多の試練を乗り越え、昭和37年の米国訪問(第8回世界会計人会議)を契機としてコンピュータ革命に直面し、会計事務所専用の計算センターの設立を決意したのでした。ところがその計画はすぐに実行することはできませんでした。いわゆる「飯塚事件」が勃発したからです。

 この事件については、平成13年1月から経済作家の高杉良先生がとりあげ、『不撓不屈』というタイトルで『プレジデント』に連載され、平成14年6月に新潮社より上梓されました。『不撓不屈』は映画化され平成18年6月に公開されました。この「飯塚事件」は、税務当局の圧力により、会計事務所の職員4名が起訴されて裁判となりました。昭和45年11月11日には全員無罪の判決が下りるのですが、この裁判の終結を待たずに、昭和41年10月、飯塚毅会長は計算センターの設立を決意するのです。設立に際して、会社の定款に経営理念をまず書き込みました。それが「会計事務所の職域防衛と運命打開」でした。ここには当時渦中にあった飯塚事件の匂いさえもありません。実に堂々、気宇壮大にして強い使命感をもった経営ビジョンを掲げたのでした。
TKC全国会30年史『変革に挑戦する会計人集団』より)

【創業者 故 飯塚毅 略歴】
大正 7年 栃木県鹿沼市に誕生
昭和18年 応召(4月10日、東部第40部隊)、東北帝国大学法文学部法科卒業
昭和21年 計理士登録、飯塚毅会計事務所開業
昭和27年 税理士登録(登録番号:4859)
昭和37年 第8回世界会計人会議に日本代表として出席
昭和38年 飯塚事件勃発
昭和41年 公認会計士登録 株式会社TKC設立・代表取締役社長
昭和46年 TKC全国会創設、初代会長に就任
昭和58年 株式会社TKC代表取締役会長
昭和59年 日本会計研究学会「太田賞」を受賞
昭和62年 株式会社TKC東京証券取引所第2部上場
昭和63年 中央大学より法学博士号授与
平成 8年 株式会社TKC東京証券取引所第1部上場
平成 9年 TKC全国会名誉会長
平成13年 栃木県鹿沼市の名誉市民となる
平成14年 株式会社TKC最高顧問
平成16年 永眠(11月23日)

株式会社TKC創業者 故 飯塚毅 の記録は飯塚毅博士アーカイブをご覧ください。

飯塚毅博士アーカイブ