TKC会員事務所の取り組み〈業種・企業規模別の経営支援〉
病医院・医療法人
病医院の「新規開業」に関わる様々な支援を行っています
病医院を取り巻く経営環境は目まぐるしく変化しています。診療報酬の改定や少子高齢社会の進展などは、これから開業を考える医師にとっては大きく影響するものと考えられます。そうしたなか、明確なビジョンを持ち、綿密な事業計画をきちんと立てることが、開業の成功の秘訣といえます。
TKC会員事務所では、開業スケジュールの立案から、診療圏調査の実施、戸建てやビル診療所といった開業形態の検討、事業計画の策定、金融機関との交渉、スタッフの求人・採用、各種行政手続きに至るまでの様々な支援を行っています。
病医院の「経営改善」はお任せください
経営改善には、正しい現状分析が不可欠です。TKC全国会では毎年、約1万2,000件の病院、診療所、歯科診療所の財務データを分類・編集した『TKC医業経営指標(M-BAST)』を発刊しています。このM-BASTから同診療科、同規模の黒字医療機関との比較分析を行い、経営上の問題点を的確に把握し、健全経営を確実にサポートします。
また、病医院が継続的に発展していくためには、適切な業績管理が必要です。TKC会員事務所では、毎月、巡回監査を実施して、会計資料や記録が適時に、かつ正確に記帳され、保存されているか、税法やその他の法律に適合しているかなどをチェックし、より精度の高い月次データの作成を支援するとともに、経営計画の策定支援をはじめ、予算と実績を対比する業績検討会、期末までの業績予測と決算対策のシミュレーションなどをサポートしています。さらに、医療法人の設立に伴う事前審査書類の提出や、法人設立登記等の各種手続きも支援しています。
● TKC医業経営指標(M-BAST)
平成26年版では、診療所7,104件、歯科3,977件、病院852件、合計1万1,933件のデータを分類・編集しています。調査対象の医療機関は、平成25年4月1日から平成26年3月31日までの間に事業年度を終了した病院および診療所で、かつ2年以上事業を継続している医療機関です。収録件数は、全国の一般診療所の7.0%、歯科診療所の5.8%、病院10.0%(国公立病院を除く)に達しており、その信頼度の高さは、業界団体が認めるところとなっています。
会計システムを活用して健全経営をサポートします
健全経営を実現するためには、院長先生が自院の経営状況をタイムリーに把握し、問題点等があれば、迅速に改善策を講じることが重要になります。TKCでは、そうした院長の意思決定を適切に支援する会計システム「TKC医業会計データベース(MX2・MX3クラウド)」の導入をお勧めしています。「会計システムは難しい......」という印象をお持ちの院長先生もいらっしゃるかもしれませんが、TKC会員事務所ではシステムの立ち上げから運用まで万全のサポート体制で臨んでいるのでご安心ください。
TKC医業会計データベース(MX2)の画面(サンプル)